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きすひく:乙女

貴方ですよ。貴方に。
せっかく与えられた期限付きのしがらみを楽しむでも味わうでもなく、その縛られている気持ちよさに気が付かないとはなんとつまらない人生なんでしょう。もう2年もすれば特別な時間でもなんでもなくなって、当たり前に成り下がってしまうのに。

わたしは責任感が強いですから、お酒の力は一滴も、断じて借りず、自分の言葉に責任をもって頭のおかしいことをやりたいのです。責任を持って、高円寺の、公園で演劇なんてやっては如何でしょうか?寺山修司を参考に。

飲み会等と気品の欠片もない界で俯いている君より、池袋の喫茶室でバニラアイスクリームが乗ったクリームソーダに目を輝かせている君が、一等、愛おしいのです。

もうそこまで来ています。貴方の分まで、私が。

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