少女性

エス

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美しい人

誠実で真面目である事を笑わない人 笑顔が素敵な人 美しいと思うものが多い人 知恵がある人 ロマンチスト 優しさを履き違えない人 外が硬く内が柔らかな人 ふとした時に優したが見える人 ナルシスト

    • あたし

      あいしている人 おとこが好きかおんなが好きかもまだ分からないの だってまだあたしこども いつまでたってもこども まだ恋をしたことがない あおい目をしているこども おとこが好きかおんなが好きかもまだ分からないの どっちが好きでもいいの あたし、いつまでもこどもでいいの

      • 美形の独白

        冷や汗と耳の熱くなるのを感じている。 席順で当ててくる音読の順番を数えるのと教科書の句読点を数えるだけで終わってしまう国語の授業。葬式でその肩に私の顔をうずめて涙を隠してくれた父よ。 私は今でも泣きそうです。 「本日はどうもお越しくださいました、お越しくださいました!」 「この世でうまれた方も、生まれることがならなかった方も、二十七週足らずの母胎の中で鮮血の暑中見舞いを送れば、溶けてひとつになりましょう。」 「私のかたわれ、双子の弟は、私が栄養を吸い取って、人の形に

        • 仮題

          普段、人間って明日の話とか、来週の予定とか、そういう事平気で話しますでしょ?でもね、私、明日生きてる保証なんてないって思って生きてます。今この次の瞬間に死ぬかもしれないでしょ。 死っていうのは、一番近いところにあって一番遠い所に居るんですよ。 だからね、怖くないんです。 それにね、触っちゃうと凄く怖くなる。 だからね、ずっと怖いんですよ。 13歳の時からずっと。ずっと怖いんです。 だから、なにか作らなくちゃ居られない。 怖いんですよ。 だからね、根は小さいんで

          寺山修司の自殺論を考える

          四時頃だったかな、明方。変な時間に目が覚めて、ベッドから窓の外に動く雲を眺めていたとき。うすあかりがレースのカーテンから柔らかく刺してくる、よく晴れていた様に感じた。 ふと、直ぐ横にある窓から飛べる気がすると身体が軽く感じた。こんな時が一番逝ってしまえる時なんだと腑に落ちた。勢いというものか。 こんな自殺が、寺山修司の言う 本当の自殺 なのだろう。

          寺山修司の自殺論を考える

          あなたは夢でした

          あなたは夢でした。 その輪郭を思い出す度に私は熱くなります。 取り乱す私を見てあなたは笑いましたね。 あまりにも違いすぎてしまった 交わることは潰えた もうずっと未来は見えていませんでした。 だって、あなたを夢だと思いたかった 愛してしまうのは辛すぎました。

          あなたは夢でした

          白の彼女

          きみ 朝の風を感じるとき 一段と透き通った風がきみの艷やかな髪の毛の間を落ちていくとき 私はきみのことを今でも思い出します 確かに私の頭の中に君のことを思い浮かべています

          白の彼女

          きすひく:乙女

          貴方ですよ。貴方に。 せっかく与えられた期限付きのしがらみを楽しむでも味わうでもなく、その縛られている気持ちよさに気が付かないとはなんとつまらない人生なんでしょう。もう2年もすれば特別な時間でもなんでもなくなって、当たり前に成り下がってしまうのに。 わたしは責任感が強いですから、お酒の力は一滴も、断じて借りず、自分の言葉に責任をもって頭のおかしいことをやりたいのです。責任を持って、高円寺の、公園で演劇なんてやっては如何でしょうか?寺山修司を参考に。 飲み会等と気品の欠片も

          きすひく:乙女

          乙女として心掛けたいこと-寫眞編

          先ず、恥じらいは捨てましょう。 外見だけが綺麗な人は要りません。貴方の乙女を引き摺り出したいのです。すなわちエス。超無意識的な部分が顔を出した時を見落とさずに救ってあげたい。普段認識している私。という貴方。が超自我として外見を塗り潰すよう覆い尽くしてしまう前に、救い出してみせます。 安心して、難しい事ではありません。正しい乙女であれば、私に全てを預けられるでしょうからね。 だからといって、分かり易すぎるのもナンセンス。乙女は間接的美学です。直感を、図々しく

          乙女として心掛けたいこと-寫眞編

          愛する貴方へ

          どうしようもなく淋しい夜が在ります。 どうして、どうして貴方を愛してしまったのでしょうか。 一時の暖かささえ奪って行ってしまう。 どうしようも無く淋しい夜が在るのです。 その瞬間が、また、お互いに想いあっている という 御守りなのです。 その瞬間は、愛の告白なのです。 ついに出逢えるその時まで、待っていて下さい。 私は貴方と心中するために生まれてきたのです。 貴方を愛しています。

          愛する貴方へ

          優しいひと

          怒るのも怒られるのも嫌いなの 感情が動く瞬間がきらいなの 優しさじゃないの

          優しいひと

          感想文:THE DEAD

          THE DEAD/釣崎清隆 「死体写真家」 私はなんだか涙が止まらなかった。 ほんの好奇心だった。彼を知ったのは。 死体を載せた写真集。 夕飯を食べながらその写真集をパラパラと流し見ていた。 グロテスクな光景が強すぎる、エンタメ的見せ方かと身構えたが、全く、そんな低俗なものではなかった。 1枚、1枚をじっくりと観察したい、細かなディテールまで再現したいと思うような写真ばかり載せられていた。 そこに、彼の写真に対する気品と誇り高い技術が現れているのだろう。下品さが全く感

          感想文:THE DEAD

          マリリン・モンローとStammering symptomの少女について:夜

          私の作品は私にしか分からない感情が乗ってる 自分は当たり前ができない それを受け入れられない 私だけが持っているもの その蓄えだけは誰よりもあるの! 言葉が詰まる感覚は、涙を我慢している時そっくり 全部全部言いたいこと飲み込んでしまっていたのかな 人前で泣くのは嫌い でも溢れて止まらない時がある 何か作ろうと思ったのも、制作を始めたのも 全部吃音がきっかけなんじゃないかと思った 自分の気持ちを外に見せるのが好きじゃなくて、苦手で、上手く言えない 喉が詰まるのも、言葉にでき

          マリリン・モンローとStammering symptomの少女について:夜

          少女性になら縛られてもいい

          少女性 永遠のテーマ でも 少女性は若い女性にだけ与えられるものじゃない 誰の中にも、まだ産まれていないだけで、少女性はいる この人生の中で少女性が産まれてこれた人もいるし、 産まれずに死んでしまったかもしれないし、 自分では産めなかったけど里子で貰ってきたかもしれない そんなんでいい 私は少女性に縛られたい 私は女に縛られたい

          少女性になら縛られてもいい

          短編集

          三つ指数えて、 私の呼吸を待っている 私は昔から誰のことも愛していました 愛するとはどんな行為なのでしょうか 愛とは 愛とは自分が愛されたいから愛するのでしょうか 愛とは人間が作り出したひとつの感情に過ぎないのでしょうか 愛とはただ自分のためだけに作り出した都合のいいことなのでしょうか 見返りを求めています ずっと、私が愛した分を返して欲しいと願います 人が愛する理由はそれだけです 夢にみてた高校生活、あんまり楽しくなかったな コロナで半分潰れちゃったし

          紐、リボン、拘束、矯正、緊縛、ロープ

          心の言葉が大きすぎて、声に出来ないのです どうか、私の告白を聞いてください 障害はどこまで行っても障害です 苦しい 喉を透明なリボンで縛られています 私の体には大きすぎる心が収まりきらずに 喉の奥から吐き出してしまいそうです 毎日苦しいです どんなに目に見える障害が羨ましかったか 私が18年間悩み続けて、まだ答えの出ないこと 簡単決めつけるな お前の言葉で語るな 私の視力を、聴力を、手を、足を、声に変えられたなら 私はいくつでも差し上げます ああどんなに惨めだろう これができ

          紐、リボン、拘束、矯正、緊縛、ロープ