幸せの基準
あなたにとって、幸せの基準ってなんだろうか?
幸せの基準って、本当に個人差がある。
ありすぎるくらい、個人差がある。
ある人は、仕事があって、家族がいたらそれでいい、と言う人もいる。
1億の財産がないと、幸せではない、と言う人もいる。
結婚しているのが幸せ、と言う人もいれば、別に結婚していなくても幸せと言う人もいる。
それほど、「幸せ」と言う言葉は、多様性があり、幅が広い。
2020年は、私は今考えてみれば「不幸のどん底だと思っていた」のだけど、だからこそ
「私にとって幸せってなんだろう」
と考えることができた。
今考えてみると2020年は不幸だったのではなく、いろんなことを見直す時期だっただけなのだけど、自分が思いがけない時に、突然その見直しがやってきたら、混乱する。
誰だって混乱する。
その混乱を「不幸」だと思ったのだろう。
普段、ほとんど気にしていなかった「幸せ」と言うものを考えてみるきっかけが2020年に現れた。
幸せについて考え始めると、
「幸せは、『なる』ものではなく、『感じるもの』」と言う人がいたり、
「幸せは探すものではなく、『幸せはここにある』」と言う人たちがいた。
これらの言葉は、さっぱり、全然意味がわからなかった。
幸せは、目指すものだとなんとなく思っていたのだ。
幸せと言えば、私には身近に「幸せか」と、会うたびに聞いてくる父がいた。
そんなことを聞かれても、返答に困り、「幸せよ」と、考えもせずに答えていたのだが、あの質問は親としては、最高の質問だったと、父が亡くなった今思う。
「子供であるお前が幸せなら、俺はそれで満足」
と言う気持ちだったのだと思う。子供の幸せをいつも気にかけてくれた父。こんなにありがたいことはない。
それなのに、ろくに考えもせず適当に答えていた自分がいた。
その後ようやく「幸せの基準」について考え始めたのだ。
たどり着いた結論は、
「毎日を穏やかな気持ちで過ごせること」
だった。
そこには、競争も、見栄も、罪悪感も、意地悪も、傷心もない。
ただ毎日を穏やかに過ごせていること。
時々は、傷心があるかもしれないけど、その傷はちゃんと癒やされていくこと。
そんな平穏な日が、幸せなのだと思った。
そして、ふと空を見上げると、快晴の空があるだけで幸福感を感じ、夜に月を眺めるだけで幸せを感じる。
この地球の美しさ。それをいつでも見ることができる幸せ。
さらに言えば、「自由であること」
起床時間も、勤務時間も、行きたいところへ行くことも、仕事さえも選べる自由。
これ以上、幸せなことはないと思えるようになってきた。
そして今が幸せだと、心に余裕が生まれる。
余裕があれば、滅多に腹は立たない。
そうして、穏やかな生活が送れるのだ。
自然は人間を癒してくれる。
その美しさに気づいた時、私は幸せだと感じることができたようだ。
幸せの基準は、人それぞれ。
大事なことは、今幸せを感じているかどうかだ。
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