「よく」考える
「泣くのではなく笑ってみてごらん。
絶望ではなく希望を抱いてみてごらん。
プラスのものにはプラスがやってくるんだよ。
辛いときこそ笑顔が大切なんだ。
辛くても幸せを先に感じよう。
きっと幸せがやってくるよ。」
このような考えは、自己啓発本の類によく見られるものでしょう。
(「引き寄せの法則」と呼ばれることも多いですね)
しかし、厳しい言い方になりますが、このような幸せの獲得方法に頼っている限り、真の幸せに辿り着くことはできません。
私も長年、「辛いときこそポジティヴシンキングだ」と自分に言い聞かせて来ました。
物事をネガティヴに捉えてしまうときは、「こんな感情を抱くのはよくない。物事に元々、いい悪いなんてないんだから、いい方に捉えた方が幸せじゃん」といった考えを日常生活で意識的に実践してきました。
残念ながら、この努力は真の幸せに逆行するものだったのです。
なぜなら、真の幸せは
「善も悪も、陰も陽も、ネガティヴもポジティヴも包み込むもの」
だからです。
真の幸せには、ネガティヴもポジティヴも存在しません。
悲しみの感情という悪を取り除き、喜びの感情という善を意識的に取り入れようとするたびに、あなたの世界には壁が一つ二つと増えていきます。
悲しいときは、悲しくていいじゃないですか。
なぜ無理して喜ぶ必要があるんですか。
悲しいときは、ありのままの悲しみを感じてみてください。
喜びも悲しみも、プラスもマイナスも等しく大切にすることが、真の幸せへの道なのです。
個人的に私へメッセージを送りたい方、仕事依頼はこちらから。(成島)