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【Recipe 切り干し大根とハーブの炊き込みごはん】

試作に次ぐ試作の日々です。

ハーブを使った料理というと、どうしても洋風になりがち。
毎日試作して食べていたら、50を過ぎた体には少々つらいなと感じるようになってきました。

そのため試作の内容もだんだんと、
〝普段のごはん〟にハーブをちょい足しする感じのお料理に
変わってきています。

それも、普段使いしている糀調味料や醤油、味噌などと組み合わせて。

日本人の体に負担がかからないようなハーブ料理に仕上げていけたらいいなと。

ということで今回は、和のおかずにも合う、切り干し大根を使った炊き込みごはんです。

プラントベース(動物性不使用)で作っているので、味に深みを出すために干し椎茸の粉末を加えていますが、ツナや鶏肉、油揚げなどがあれば干し椎茸の粉末はなしでもOKだと思いますよ。

大根も椎茸もこの時期たくさん収穫できるので、それを活用したい!と思ってできたレシピです。

<材料>2人分

・お米   1.5合
・切り干し大根 10g
・干し椎茸粉末 小さじ1/2
・にんにく塩糀 大さじ1
・塩      ふたつまみ
・酒      大さじ1
・黒胡椒    少々
・ハーブ    月桂樹(ドライ) 1枚
        オレガノ(生)  3本
        タイム(生)   3本
        ディル(生)   2枚

干し椎茸の粉末は、前述したとおり、ツナや鶏肉、油揚げに置き換えても。
にんにく塩糀は、にんにくと塩に置き換えても良いかと。

ハーブは、その時に手に入るもので良いと思いますよ。
今回、ディルだけはみじん切りにして加えています。

うかspice+には炊飯器がなくて、ごはんはその都度精米して、土鍋で炊いています。下の作り方でも、土鍋での炊き方で手順を進めていますが、炊飯器でももちろんOKです!

<作り方>

1 お米を1.5合計量して研ぎ、同量より気持ち多めの水に30分ほど浸水させる。
2 1を水ごと土鍋に移し、にんにく塩糀、塩、酒、黒胡椒、干し椎茸の粉末を加えてよく混ぜる。
3 キッチンばさみで1〜2cmにカットした切り干し大根とハーブ類を乗せ、蓋をして、強めの中火にかける。
4 沸騰したらごく弱火にして、15分ほど炊く。最後に10秒ほど中火にしてから火を止め、蓋をしたまま15分ほど蒸らす。
5 月桂樹とオレガノ、タイムを取り出して全体をよく混ぜる。(タイムだけは一緒に混ぜて、茎だけになったところで取り出す)

今回のレシピは、他にいろいろおかずがある想定で作っているので薄味です。おむすびなどにして、このごはんをメインで食べる場合は、塩気を少し増やしたほうがはっきりした味になると思います。

この時期、収穫して余った大根をせっせと切り干し大根に。
うかspice+ではサラダにしたりして年中食べるので、
ありがたいストック食材です。
干し椎茸の粉末。
2年前に、裏山の木に植菌した椎茸の収穫が始まっています。
取り忘れると、お化けのように大きくなってしまうので、
こちらもせっせとスライスして干し椎茸に。
使い勝手がいいように、一部はミルで粉末にしておいて
お料理にどんどん使います。
すべての材料を土鍋にインしたところ。
すでに切り干し大根のいい香りがします。
月桂樹は、葉っぱをちぎるようにして傷をつけておくと
風味が際立つのでおすすめです。
炊き上がり。
どちらかというと和よりな風味ですが、
ハーブとも喧嘩せずに
奥深い味に仕上がります。
全体を混ぜる前に、
月桂樹とオレガノを取り出します。↓
タイムだけは、葉っぱをごはんに混ぜ込みたかったので
一緒にしゃもじで混ぜて、
後から茎を取り出しました。
今回使った土鍋は、
いつも本当にお世話になっている
淡路島の窯元「樂久登窯」さんの土鍋。
小さなサイズで、ごはんはマックス1.5合が炊けます。
炊き込みごはんにぴったりなサイズ。
うかspice+では基本的に2人ごはんなので、
煮物を作ったり、スープを作ったりと、
毎日のように活用させてもらっています。

さて、いかがでしたでしょうか。

普段のごはんにハーブを…という視点に変わると、また見える世界が変わってきますね。これまでにないような組み合わせを思いついたりして、柔軟な発想が日々の暮らしにも変化を与え始めているような気がします。

ずっと同じものの見方をしていると、どんどん視野が狭ってしまうんだなぁということを、お料理からあらためて実感させてもらっているところです。

ハーブ料理の試作がある程度落ち着いたら、次は、4月恒例の「春の草ごはん会」に向けて、草料理の試作へと続きます。

身近なことで刺激をいただく日々。ありがたいです。

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