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映画感想文「タクシー運転手 約束は海を越えて」

この映画を観た理由

NHK BSプレミアムで放送していたのを録画して観た。

2017年公開の韓国映画。
監督はチャン・フン。
「パラサイト」に出演してた、ソン・ガンホ主演ということで、前々から気にはなっていた作品。
この人の存在感、好きです。

1980年の光州事件という実話を基に描いた映画で、原題は「タクシー運転手」。
第90回アカデミー賞外国語映画賞韓国代表作。

自分メモ

今年観た映画でのTOP3
→今年観た映画のなかでは、「THE CROSSING」に並ぶほど心を揺さぶられた。
 映画館に気軽に行けない状況だが、お家時間でも印象的な作品に出会えるね。


チグハグさで損してる感あり
→歴史上の影の部分を取り上げた、シリアスな作品なのだが、
 サイトのメイン写真はコミカルな印象があり、チグハグで損してるイメージ。
 どういった狙いで、あの写真を選んだのだろうか?


知らないことってまだまだたくさんあるな
→1980年、自分が生まれてる時代の、
 お隣韓国でこんな政治的な悲惨な事件があったなんてはじめて知った。
 まだまだ世の中知らないことだらけだな。


今、観たことに意味がある
→1980年、真実を隠し、権力者によって情報操作が容易にできた時代。

 だから、目の前で起こっている事実を、誰でもカンタンに発信きでる「スマホ」や「SNS」の登場って、
 「報道」の観点からは、信じられない革命だったんだなと思える。
 一方で、権力者にとっては、なんでもかんでも勝手に報道されてしまうという、これほど不都合な改変はないだろうなと感じた。

 1980年に韓国の隅っこで起こった出来事が、2017年に映画化され、2019年に香港デモが起こり、2021年に僕が目にする。
 1989年、天安門事件事件当時、今のような個人配信のツールがあったら中国はどうなっていたんだろうなと考えてしまった。

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他のユーザーさんのレビュー

確かに今、ミャンマーもデモで荒れているよね。
そう考えると、デモの様子がフラットに世界中に配信されても、収束できるか否かはその国次第ってことなのだろうか。

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