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MBA卒業後のキャリアと近況報告

久しぶりにnoteを更新することにします。この1年忙しくて更新できなかったのですが、気がついたら1年が経ち、大学院を卒業してから転職し、1年半が過ぎました。


限りなく"転向"に近い転職

私の経歴でいうと、アイデアベースの出版業界から、ロジカルベースのコンサルティング業界と、左翼が右翼になるくらい”転向”に近い転職でした。
出版業界とコンサル業界を比較すると、新卒採用は「三題噺」と「フェルミ推定」。そもそも業界が求める能力の違いが分かります。

企業風土も前職の出版業界とコンサル業界は水と油。「昼過ぎに出社して、編集部の白板にN/Rとだけ書いて消える上司」とか、「お茶を飲みながらの限りなく雑談に近いアイデア出し」や「ラフ画を書いてデザイン依頼」みたいな職場環境が前職。「会議時間は60分、アジェンダとゴールはかくかくしかじか」「初期仮説と分析結果はどうたらこうたら」、と今の仕事の流れとは全く異なるわけで。

そんな感じで、スキルセットはゼロベース、たまたま面接が通っただけの人材が、市場分析や市場規模推定から顧客体験の作りこみ、ビジネスモデル構築に至るまでやってきました。パワポやExcelはほぼ使ったこともなく、経営企画部にいた経験もなければ,、コンサルと親和性の高い自動車や製薬業界にいたわけでもない。業界・業種もまったく現職に活かせない、第二新卒ならぬ、第七新卒くらいの社会人を会社はよく雇ったものだなとつくづく感心します。

結局、MBAに通った意味はあったのか?

振り返ってみれば、私はMBAで学んでよかったと思っています。
MBAで学んだ日々を通じて、膨大な量の資料を読み解くスキルは身についきました。あるいは、話題をふられたときに経営知識のマッピングができていることで、今後検討すべきポイントのあたりがつけられることは本当に便利です(※アサインされるプロジェクトはまったく自分の知らない業界である場合が大半)。仕事は多忙なときもあるけれど、MBAで学んでいた時には会社のトイレで仮眠をとったりしていたわけで、比べればマシというものでしょう。

新たな疑問「で、このアイデアって使えるんだっけ?」

久しぶりにnoteを書こうと思った理由のひとつに、「実用的なアイデアを提案できているのか?」という思いが沸き上がっています。これまでの社会人経験のなかで、メディア・コンサルティングの両方の立場でライフスタイルから商品情報、調査レポートまでいろんな提案をしてきたけれど、本当に実用的なアイデアを提案できているのか、「で、このアイデアって使えるんだっけ?」という疑問がフツフツと沸き上がっています。
自分が培ってきた知識を使ってなにかできることはないか、と考えたときにnoteを使ってなにかできないか、と。というわけで、次回は今、考えていることをお伝えできればと思っています。



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