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【読書記録】『香港の歴史――東洋と西洋の間に立つ人々 (世界歴史叢書)』

▼アヘン戦争後の清から英国への香港島の割譲から、1997年の中国への返還までの香港通史。訳者あとがきで、2020年の民主化デモに言及されている。▼著者は香港育ちのアメリカ人。中国、英国のどちらにも寄らない態度が一貫している。▼英国統治を美化する声もあるが、代議制の導入をずっと拒否してきたのは英国側だ。それが返還が近づくと態度は激変、急に民主化を進めた香港政庁…。英国の狡さを感じた。▼英国香港政庁、英国政府、中国政府の政策に翻弄されてきたのは香港の一般市民だ。通史を読んで、泣けてくる場面が多数あった。

『香港の歴史――東洋と西洋の間に立つ人々 (世界歴史叢書)』
ジョン・M・キャロル

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