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【睡眠の質と熱中症】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、夏の時期に気をつけたい冷え性についてお伝えしました。今回は、夜間の睡眠と熱中症の関係または脱水への注意点について睡眠の影響を考えていきます!

前夜の睡眠と熱中症のリスク

いよいよ夏本番、気温が上昇しており日々熱中症による救急搬送車は増えている状況にあります。自分は大丈夫と思っていても、ここまで気温が上昇しているといくつかの条件が揃えば誰がなってもおかしくありません。そんな熱中症になりやすい要因の一つに、前夜の睡眠の質が関わっているという報告があります。

熱中症搬送者と睡眠データ、夜間の平均気温、気象データを組み合わせて統計解析した結果、夜間の平均気温が高い日ほど、睡眠データにおける”中途覚醒時間が長く”、“睡眠効率が低くなる傾向があることがわかりました。特に睡眠効率が65%未満となる日の夜間平均気温は24.5℃以上になっていた。そして、夜間の中途覚醒時間が長く睡眠効率が低くなると次の日の熱中症による救急搬送者が多くなる傾向にあると報告されています。睡眠の質の低下により自律神経が乱れやすく、体温調整がうまくできないことで熱中症になりやすくなってしまうことが考えられますね。

夜間の熱中症にも要注意

夏の時期はなかなかスッキリ起きられず、日中も身体がだるいと感じる方は多いと思います。そんな方はもしかしたら、睡眠中に軽い脱水症状が起こっているかもしれません。

睡眠中は深部体温を下げる必要がありますが、気温が高く、体温と気温の差が少ないと汗をかいて体温を下げる戦略を選択します。また、冷房をつけていると湿度も低下していくため、水分が蒸発しやすくなって脱水になりやすくなってしまいます。そして、夏になるとお風呂上がりにビールが飲みたくなるかもしれませんが、アルコールによる利尿作用と血管拡張作用により血管内の水分が細胞外に引っ張られてむくみが生じることで脱水になりやすいです。

冷房は必須ですが、水分補給は忘れずに、アルコールを摂取してもアルコールが抜けてから眠りにつくようにしましょう!

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