UNBILICAL

1991/Japan/fashion/beer/book

あなたのために死にたい

あなたのために死にたい
もう願えぬあなたを 隣に感じて死にたい
儚いあなたの 腕を支える 私でありたい

WRITING'S ON THE WALL

家に帰りたくなくないと思うのは2回目だった。そして、前回も今回も思い返せば事前に不穏な予感がしていた。不自然に思った昨日の出来事が、今さらになって効いてきた薬のように全身を拘束した。

その日の朝、SAM SMITHのWRITING'S ON THE WALL を通勤中になぜか繰り返し聞いていた。穏やかであたたかなポップスを歌うSAM SMlTHらしくない、オーケストラを率いた壮大な悲哀の曲だ。彼

もっとみる

ファッションと日本製

毎回、死ぬまで着るくらいの気迫をもって購入するヨウジヤマモトで、今季一番気に入って手に入れたニットが中国製だった。とにかく寂しくて、こみあげる悲しみを抑えられなかった。いつのまにかヨウジヤマモトで中国製が存在していたとは。

中国製だからといって糸がほつれていたり、始末が悪いという訳ではなく、袖を通すと期待通りの美しいシルエットが生まれる、大好きなヨウジヤマモトのニットだ。少しざらついてドライなウ

もっとみる

花を食べて生きていきたい

後になって分かったことだが、「自分は頭が悪い」と声に出していうことには、二つの働きがあった。自分は頭が悪いという事実を受け入れることと、色んな嘘をついてまで「作ってきた」自分との別れだった。

楽になるためには

私は頭が良くない。しかしその言葉を今までずっと口に出すことがなかった。事実なのに受け入れられず、正直なところ認めたくなかったからだ。

言葉の中に閉じ込めた愚かな意地を、まわりの大人は

もっとみる

あなたの夢を見たあと

あなたの夢を見たあと
必ず聴きたくなる歌がある
声が 体温が 自業自得の傷の痛みが
よみがえる 夢のあとでも