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「海外の学費は5000万円以上?」と「それを10分の1以下に抑える裏技」


今回は、お金(出費)にまつわる話になります

大学研究員Hは、日本人が海外で大学研究員になる事を推奨しますが
海外の大学研究員(研究者の卵)になるまでには
普通(日本の大卒→就職)では考えられないような費用がかかってきます



例えば大学研究員Hの場合、
高校→セントルイス大学(アメリカ私立)BA(一般的な学科の学士)の場合
1年に、2回のフルのセミスターと1回の夏のセミスターがあり
4年間で、$22,350*2セミスター*4年+$770*4(Hは毎年取りました)で大体、授業料だけで$181,880かかってしまいます
これに生活費(食費・生活費)が1年で約1万ドル(約100万円)かかるので
181,880+10,000*4=221,880ドル
日本円に換算すると約2400万円ですが、本代、保険代、旅行代、交遊費、他にも予算がかさむので大体2600万はかかると思っていて下さい・・・
(セミスター=学期?)

セントルイス大学BA→ユニバーシティ・カリッジ・ロンドン(イギリス)MSc(修士)の場合
1年間だけのプログラムですが、£25,880かかり
ロンドンでの生活費の1年約1万ポンドを合わせると
£35,880
日本円に換算すると約490万円ですが、本代、保険代、他にも予算がかさむので大体500万はかかると思っていて下さい・・・

ユニバーシティ・カリッジ・ロンドンMSc→マンチェスター大学(イギリス)PhD(博士号)の場合
4年間のプログラムで、1年£23,000*4年で
生活費の1年約1万ポンドを合わせると
£132,000
日本円に換算すると約1800万円ですが、本代、保険代、他にも予算がかさむので大体2000万はかかると思っていて下さい・・・

なので、順調に、学士→博士号を卒業できたとしても
その間に2600+500+2000万、5000万円以上もの大金が必要になります

5000万円以上!!!
大金過ぎる!!!
払えない!!!
金持ちしかダメじゃん!!!


気持ち分かります

ですがとっておきの裏技があるんです

学士の最初の1年だけ死ぬ気で頑張れば
それ以降がチャラになる裏技が

それは、奨学金制度

成績・実績の優秀な学生には
学費全額免除(返却無用)+生活費大体1万ポンド、1万ドル+α程度
の制度が存在します

大学研究員Hがあげた上記の大学それぞれに
そして、それ以外のアメリカ・イギリスの大学それぞれに
ヨーロッパ(フランス・ドイツなど)の大学それぞれに
(多分オーストラリア・カナダなどの大学もそれぞれに)
ほぼ確実に存在すると思われる制度です
(全世界の学校を見たわけではないので推測です)

そもそもドイツの博士号プログラムは
働いているのと一緒だと見なされるので大学から給料が支払われます

それらを活用できれば5000万円以上かかる学費が
最初の1年、$22,350*2セミスター+$770夏のセミスター
と1年間の生活費1万ドル
合計で約55,500ドル
日本円で約600万円程に減らす事が出来ます
(実はそれ以外にも出費がありますが、それはまたの機会で)

そして生活費を節約して暮らせば奨学金でもらった生活費を貯める事が出来るので、大体出費を4-500万円までに減らせることが出来ます
(実際にHは節約して年間7-8000ドル・ポンド程度で暮らしていました)

それか、学士を卒業した後に、一旦現地で就職するという手や、
(アメリカの学校では就職の手助けやアドバイスを積極的にしてくれます)
最初の出費を1−300万円程度に減らす事は
全くの無理ではないです

それでも初期費用の600万円は高い!
わざわざ海外の大学に行く必要ない!
用意できない!



と思う人もいると思いますが

そこはHも親に負担をしてもらっていて
(高校卒業と同時だったので)
援助をしてもらった事をとても感謝していますし
アメリカの大学で経験した事を他のみなさんにもお勧めしたいのですが
多くの家庭には難しい事ではないかなと思います
(Hが生まれる以前からHの親は学費を貯めていました)

もし最初の負担が無理でも
日本の大学から編入したり
高校→就職→留学
高校→日本の大学→就職→留学という
ルートでも全く問題はありませんが
(日本政府もっと留学・奨学金制度を作って下さい)

Hが最もオススメしたいのは
高校卒業と同時に海外の大学に進学する事です
(様々なメリットの紹介は、またの機会に)

1番の理由としては
情熱・やる気・体力が一番ある時期で
年をとるにつれて
精神・肉体的にどんどんキツくなるし
(大学でやっていけるだけの)英語の習得に非常に時間がかかります

なので
年齢、頭が比較的柔らかい内に
海外留学をする事をオススメします

さて
最初の費用(600万円)ですが
アメリカの大学留学で
出来るだけ費用が安く出来ないか調べてみました

参照URL
https://www.hccmis.com/blog/study-abroad/11-most-affordable-us-colleges-for-international-students/

(比較的)低額のアメリカ大学年間授業料11校(順不同)
Binghamton University $26,328
University of Minnesota – Twin Cities $28,910
University of Georgia $30,392
...
Florida State University 21,683

これによると、一番安い大学の学費は$10,920で

1年間の生活費と合わせると
$21,000程
それを日本円に換算すると1年間の出費は250万円以下になり
Hがかかった1年間の出費の半分以下です

入学から卒業までにかかるお金(2)学費編

上記のサイトで日本の大学の初年度にかかる学費と比べてみると
日本の私立大+1年の生活費と同じぐらいになりました

日本の高校生の中でも
日本の私立大に進学しようと考えている人もいると思います

それなら
アメリカの大学を選択肢に入れてもいいぐらいの大学があるので
一つの候補として考える事を
Hは推奨します

アメリカ怖い!
英語やだ!
海外行きたくない!


そういった意見もあると思います

しかし、アメリカの大学に留学することによって
英語は日常的に使うものになり
アメリカの友人・知り合いを作る事によって毎日の生活が楽しくなり
海外の文化・生活が当たり前になる環境が
作れます

自立・人権・多様性・(革新)を大切にする
アメリカ、イギリス・ヨーロッパ等
その文化が自分の中に浸透することによって
日本の文化・制度の違いに気付かされます

G20の(アメリカ・イギリス・ヨーロッパ等)国々や
シンガポール等、様々な国で
中国人、韓国人、ベトナム人、インド人、パキスタン人を見ます
(研究者や現地の労働者)

ですが日本人の研究者や労働者を見かける事はとても少ないです

日本の経済が今現在内需で回っていけるのは分かりますが
それではいずれ世界の進歩についていけなくてなるでしょう
世界と日本の制度の違いや、今抱える問題を比較する事も出来なくなり
生活の質、働く環境、働き方への意識は良くなっていきませんし
改善する方法も分からないでしょう

最近日本の研究者が海外に留学する数が減っている問題も同じ事です
そこでHは海外留学をお勧めします
(日本政府のみなさん、ご検討下さい、改善要です)

初期費用250万〜で学べる事はたくさんあります
海外留学楽しいですよ?
世界中の友人・知り合いが出来るようになります
視野が広がり、働く環境への意識が変わります

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