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2024年4月13日 電話苦手ヒューマンの自己考察

ネットで度々、電話のかけ方、取り方などが話題に上がるたびに
ヒヤヒヤしています。
そう、私は、電話が苦手すぎるヒューマンです。
ここでは、人間というよりヒューマンといった方がしっくりくるのは何故でしょう。
そういう種族、そういう生き物と言ってもらった方が後ろめたさがない、からかもしれません。

しかし、幸運なことに、
電話を取りまくる必要がある業務につかずに、
年収を稼いでこられた、やや特殊な人種です。
電話が苦手なのは社会経験が少ない若い人だけではないのです。
意識して避けてきたわけではないですが、何とかなってきたのは本当に幸運でした。
(いや、経験を詰めなかったから不幸なのでしょうか。)
改めて、『自分はどうしてこんなに電話が苦手なのか』を考えてみたいと思います。
今回は解決策は何もなく、ひたすら苦手ポイントだけをあげます。
何故なら、いまだ電話を克服できていないからです!!


苦手ポイント①電話はいきなりかかってくる


電話というものの恐ろしいところは、
こちらが何をしてようといきなりかかってくるということです。
こちらの状況は一切お構いなし!です。
これがものすごく怖いのです。
こちらは計算をしていたり、
書類を作成していたり、
何かの準備をしていたりするわけですが、
電話はそこへ、飛び込んできます。
パッと切り替えて、電話を取るというのがまずできません。
せめて一呼吸置かせて欲しいのですが、
電話にはそういう機能はありません。

メールもいきなり、飛び込んではきますが、
文字として残ってあり、自分のタイミングで読んだり、
返信をしたりすることができます。
メールは「ステイ」ができる、
しかし電話は「ステイ」ができずに飛びかかってくるイメージです。

書類書いている時に、「ボール遊びしようぜ(比喩)」と飛び込んで体当たりしてくる大型犬(ゴールデンレトリバー)を想像していただきたいのです。しかも大型犬はボールをくわえてはいません!
何をしたいかは、よく分からないのです。
犬は一方的にこちらに飛びかかり、楽しそうにしていますが、こちらは驚くばかりです。
(あくまで個人的なイメージです)
メールなイメージは、少し違います。
扉の向こうで、「このボールで遊びましょう(比喩)」とお座りしているシーズーを想像してください。
シーズーはお利口に座っていますし、
ちゃんとボールを咥えています。
少しの間、放置しても体当たりしてくることはありません。
同じようで全く違うのです。

と、ここまでで、かかってくる電話の恐ろしさを書きました。
しかし、かける電話でも、いきなり、というのは変わりません。
相手が誰なのかわからず
どんな状態なのかわからないところに殴り込みに行くおそろしさ、
相手を邪魔してしまうかもしれない不安があります。
いきなりかかってくる電話に比べるとまだ気は楽ですが、
不安が全くないわけではありません。
話すべきことのメモを作ってから、電話をかけるようにしています。
電話をかけて、予想外のことがあると、伝える内容が飛んでしまうので…。

苦手ポイント②電話は聴覚だけに依存している


私は触覚、聴覚、嗅覚が敏感、
とくに、触覚と聴覚が共感覚となっているタイプのようです。
詳しくはこちらの記事をお読みください。

そのため、人間と対面しているときは、
この3つないし2つの感覚を、フル活動させて、
相手の情報を受け止めているのだと推察されます。

電話は音声のみが伝わってくるシステムです。
音声が伝わってきたら、触覚も起動しそうなものですが、
不思議なことに、電話から聞こえてくる声に触覚を伴うことはありません。
微妙なノイズが、声を変質させており、生で聞く声とは違うのではないかと思うのです。
音はちゃんと聞こえるのですが、
それ以外の情報がすっかり削ぎ落とされており、
対面でしゃべるのとは全く違う体感です。
おそらく、通常、情報の多くを音声が持つ音声以外の要素から得ているので、
対面と違う情報の少なさに、
頭の中が混乱に陥っているようです。
いつもより情報が少なくなるため、
相手の意図や思いが読み取れず、
焦ってしまうのです。
対面の場合は、
相手が全てをはっきり言葉にしなくてもわずかな言葉の端々や息遣いから、
話の内容のムード、雰囲気を予想しているのでしょう。
(ちなみに、zoomやテレビ電話でも対面よりは会話の予想精度が確実に落ちています。どうも資格情報以外の情報で予想をしているようです。)
ですから、
自分にとっては、
電話の会話というのは、
天気予報が急にわからなくなった世界のようなものなのです。

苦手ポイント③電話は記録がない

電話を録音すれば良いと言われればそうなのですが、
全ての電話を記録している職場はほとんどないでしょう。
電話は言った言わないが起こりやすいシステムだと思います。
メールは文字に残っていますから、引用するとか、コピペして貼り付けるとかで
「こういうことがありましたよ」と気軽に言えるのですが、
電話はそれができません。
できるとしたら、録音してそれを文字起こしした場合ということになります。
しかしそんな面倒なことはなかなかやれません。
また、メモが取れない時に電話がかかってきて、予定を言われた時なども困ります。
覚えておいたとしても、本当にそうだったか不安になるからです。
メールなら、相手からのメールを保存しておけば、いいのです。
不安になったときは、そのメールに立ち返れば良いというのは、非常にありがたいシステムです。

苦手ポイント④ぼかした留守電は不安を煽る

これは職場の電話でなく、スマホの留守電の苦手ポイントです。
「〇〇の□□です。お伝えしたいことがあったのでお電話しました」
と吹き込まれてあると、
「お伝えしたいこと」が何かわからないので、とても不安になります。
せめて、もう少しキーワードを入れてほしいのです。
その点、メールは件名に何の件か書いてあるので助かります。
折り返し電話をしても
なかなか繋がらなかった場合、しばらく悶々として過ごすことになります。
ぼかすのは日本語の特徴だと思いますが、
留守電との相性は最悪だと思います。
はっきり言い切って欲しいものです。
遠回しに言わなくて良いのです…!!
忌みごとでも、よくない結果でも、はっきりいってもらって構いません。
ぼやかされた方が不安だから!
「この電話の持ち主はぼやかした表現が嫌いです。はっきり言ってやってください」と留守電のアナウンスに入れてくれないかしらと思っています。
もしくは、マナー講師が「はっきり言い切るのがマナーですよ」と言い回って欲しいです。

電話が苦手な4つのポイントを挙げてみたのですが、結局、感覚の過敏性や不安の高さと関係していそうだということがわかりました。
対面では、それを逆手にとってコミュニケーションしているのでしょう。
どこまでも感覚に振り回される人生のようです。
解決策が見つかったら、解決編も書きたいものですが、いつの日になる事やら…。

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