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なつの栞⑤(竹で流しそうめん)



今日から、東京を含む一部地域で、お盆を迎えています。
コロナも5類になり、久しぶりに家族がお盆に集合しました。
うきうきしながら、父が裏山から竹を切り出してきたのです。

2メートルほどの長さの竹を半分に割り、節を切り抜いていたのを見て。
恒例の「流しそうめん」とピンときました。
なかなか家族が集まれなかったので、この時を待っていたのだと。

母は、出汁からめんつゆとゴマダレを、次女はそうめんを茹で、三女は父と設営。長女は麺を流す役割です。

準備が整ったら、冷えたビールで乾杯!
「流します」の掛け声に「そうめん」「氷」「オクラ」「トマト」「小ネギ」「錦糸卵」「キュウリ」「大葉」なんでもありです。
両親の満面の笑みも、宴に華を添えました。
「流しそうめん」、年を重ねても、我が家の楽しい、夏恒例の風物詩です。
                           御室文美子

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