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9月24日(月)祝日のプノンペンと黄金、そして夕暮れ

今日はカンボジアの憲法記念日。住み始めて6か月弱、ほぼ初めてプノンペンで観光らしい観光をした。プノンペンは、思っていたよりずっと楽しい街かもしれない。

スタートはお昼から。『Klang Boy Bak Kut Teh』で肉骨茶を食べた。

あまり知られていないようだけど、肉骨茶はシンガポールやマレーシアで食べられている、スパイスの効いたスープで主にスペアリブを柔らかく煮込んだ料理だ。肉骨茶を初めて食べたのは赤坂の『シンガポールバクテー』だったが、一口でハマってしまった。

プノンペンのセントラルマーケット近くのこの店は、こじんまりとしていて訪れた時間帯は常に満席。肉もニンニクもとろとろに煮込まれていて、しっかりとスープまで飲み干した。

セントラルマーケットの散策を終えたのち、リバーサイドへ移動する。正確にはわからなかったけれど、何やらお盆に向けて様々な準備がなされていた。賑やかでいつもより楽しい雰囲気だ。

プノンペンの有名観光地のひとつワット・プノンを目指し、北へ向かって歩いていく。

これは郵便局。植民地時代の名残、コロニアル建築の建物だ。ちなみに、家まで荷物を届けてくれるほどまだまだ郵便配達網は整っていない。

ワット・プノンへ到着。入場料の管理が結構適当で、完全にこちら側の良心に委ねられている。

階段の脇には、アンコール遺跡にも多く彫られている蛇のような神様・ナーガの像が並んでいる。この階段が、運動不足の私にはなかなかしんどかった。

本殿(?)に足を踏み入れると、そこは一面黄金の世界だった。暖かいオレンジ色の光が全体を照らす。

参拝に来ている人々がろうそくをたくさん燃やしていた。でもいつもこうではないらしい。やはり、お盆前で少し特別なのかもしれない。

ワット・プノンを出る頃には、夕暮れが近かった。

市内中心部の独立記念塔へ移動する。ここは区画がきれいに整備された公園になっていて、私は札幌の大通公園を思い出す。レジャーシートでも敷いて、ピクニックがしたいなあ。

住んでいる街って、いつか行けると思うから意外とどこにも行ったことなかったりする。プノンペンは観光する場所がない、なんてよく言われるし私も言うけれど、けっこう楽しい街だった。

もしいただけるなら......都心までの交通費にさせてください......