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<今週の主要統計・イベント(4/15~4/19)>

先週は、FRBの利下げのスタンスを確認しようと消費者物価指数(CPI)に注目が集まっていました。そんな中で、総合指数、食料品とエネルギーを除いたコア指数ともに予想を上回る伸びとなり、年内3回・6月開始としていたこれまでの利下げシナリオが後退する可能性が一気に高まりました。

今週は小売販売や住宅など米国の景気動向に関する指標の発表が相次ぎます。景気の底堅さを示す結果であっても、強すぎると逆に利下げを遠のかせてしまうという神経質な展開が続いています。

またFRB高官のスピーチも多数予定されています。先週のCPIを受け、直近のFedWatch Toolによると、6月のFOMCで利下げが行われるとの見方は27%まで後退しています。利下げの新たなシナリオを探るうえでも、これら発言にも注目が集まります。

2024年1~3月期の決算発表が本格化します。利下げへの期待が後退してきているだけに、企業業績の動向が株式市場の主役になりそうです。


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