花の香り

花の香りってとてもいい香りなのだけど、私はお葬式を思い出してしまう。 私にとって初めての花の香りの記憶が、祖父母のお葬式だからだ。 父方の祖父母は私が中学3年生の頃に亡くなった。 家が少し離れていて、月に一度会いに行く程度だった。 祖父母の家に遊びに行く日が大好きだった。 勉強していること、部活のこと、習い事のこと、色んな話を祖父母とするのが好きだった。 祖母は礼儀のある人で、時々私たちを厳しく叱った。 でも、とても穏やかで、時々手紙を送ってくれる、優しい人だった。

孤独

心が元気な時を過ぎると、いつも心が元気じゃないといけない気がしてしまう。 心が元気じゃない時間が怖くなる。 次はいつ、どれだけ大きな波に飲み込まれてしまうのか、どのくらい深くまで沈んでしまうのか、また戻ってこられるのか、分からなくて、怖く、孤独な気持ちになる。 それは、自分を信じられていないからでもあると思う。 心の調子が良い時、元気すぎてしまうからかもしれない。 それにしても、一度調子が狂ってしまってからは、上がり下がりの波がとても大きくなってしまった。 安定してきた

自信と、謙虚さについて。

過去に、先輩から言われたことがある。 「自信のなさは、その人の魅力を削ぐ」 先日、ある人と会話をした時に、その言葉が頭に浮かんだ。 その人と会話をしていると、私には自信がないんだ、ということが、使う言葉や声色、語尾からひしひしと伝わってきた。 過去の自分がそうだった。 先輩は、私だけに向かって言わないように、でも確実に私に向かってその言葉を口にした。 その人と話す間、その人の魅力が"感じられる"のに、その魅力が削がれていくのが"見える"感覚がした。 今の私は、いや、今

大丈夫。

前の職場の同僚と会って話す機会があった。 私とは違って、仕事を溜め込まずに、上手く気持ちを切り替えながら働いている印象だった人。 同い年で、仕事を経験しているのも同じくらい。 正直、自分と比べては落ち込んでしまうことも多かった。 会って話したい気持ちと、あの時の感覚が戻ってしまいそうで少し怖い気持ちと半分半分だった。 でも今回、仕事の話もプライベートの話も改めてしてみて、相手と自分の間に上手く境界線を引くことができた感覚がある。 人それぞれ、自分に合った環境がある。 自分に

私が誰かのために何かする時、それは純粋にしてあげたいと思ってするのではなくて、見返りが欲しいわけでもなく、自分で自分を認めるためのひとつの方法としてやっていて、それってとても不純な動機だなと思うことが最近多い。

どうどうめぐり

気分がすぐれない。 気付けばもう5日もジャーナリングをしていなかった。 そのうち3日は調子が悪かった。 何もする気にならない。 ずっと眠い。 ほぼ1日ずっと横になっていた。 今日は曇りだから気分が落ちている気もする。 でも昨日の夜は元気だった。 もうこの際、晴れも曇りも関係ないのか。 何にもやもやしているんだろう。 もやもやと言うか、ただ疲れているのか。 自分と向き合うことに疲れてしまった。 自分の良くないところと向き合うことに。 気分のコントロールをすることに。 仕事、生

私が私を許すまで

私が私を許すこと。 自分に、他人に、完璧を求めてしまうこと。 頑張れない自分。 頑張らなくてはいけないと思ってしまうこと。 家の中で1日中だらけて過ごすこと。 逃げること。 自分は弱いということ。 完璧でなくて良いこと。 誰かに助けを求めること。 弱みを打ち明けること。 相手より自分を優先すること。 時には落ち込む時があること。 そのままの自分でも良いこと。 いつの間にか、自分が自分に向けた刃を、誰かから向けられた刃だと思ってしまうことがある。 甘えだとか、普通じゃない

自分との距離

真面目な人は鬱になりやすいとか、心が弱い人が鬱になるとか、鬱病の原因にウイルスが関係しているとか、色んなことが言われていてどれが本当か分からない。 私は、自分と真剣に向き合っている人ほど、心が疲弊しやすいのだと思う。 私が、もう全部投げ出したい、死にたいと思う時、私は自分のことしか考えていない、考えられないと思う。 自分と正面から向き合って、自分のことでいっぱいいっぱいになり、他人のことは思いやれない。 こういう時は、自分のことから頭が離せない。 人は、いつだって自分と

他人との時間について

上に載せた記事の「誰かと話すこと、関わること」という見出しで書いた文章。 これまで、友人と過ごす時間が自分にとってマイナスに傾いてしまっていたのが、プラスへと変わることに気付く瞬間があった。 それがなぜなのか、この時は分からなかったけど、少し分かった気がするので記録する。 これまでの私は、大好きな友人と時間を共にしても、自分と相手を比べて落ち込んだり、相手にどう思われているか過度に気にしたりすることにエネルギーを注いでしまって、異常なほどに疲れてしまっていた。 それがあった

私が心地よく生きるための働き方について

3月に退職した私。 今はなんとなく、こんなところで働きたいなと構想を練りながら、ゆっくり充電をしている。 ジャーナリングをしていて、上手いこと働けなかった原因の中に、職場の課題、自分自身の課題が見えてきたので、ここにまとめておく。 業務内容、業務量、業務時間 私が働いていた職場の働き方は、自分には合っていなかったと思う。 数年やれば慣れると踏ん張ったものの、約5年同じ場所で働いたが、慣れるどころかどんどんと仕事を溜め込むようになってしまって（これには精神的な問題もある。）

雨の日の過ごし方

春は雨が多い。 雨音や雨の匂い、雨粒が乗った花びらが好きなんて、雨が降ることを愛せたら良いけど、私にはちょっと難しい。 幼稚園児の頃から、雨の日が苦手だった記憶がはっきりとある。 幼い頃はなんだかそわそわとした感じだった。 大人になってからは、気分が天候に極端に左右されてしまうようになった。 それでも、雨の日をご機嫌に過ごす方法を、少しずつ見つけられている。 予定を入れること カフェに行く、買い物に行く、なんでも良いからひとつ予定を入れる。 雨に濡れたくないからと家の中に

完璧主義に疲れてしまった私のための作戦

いつからこんなに完璧主義を極めていただろう。 幼い頃からずっとかな。 こういうのにはきっと遺伝も影響するから、あまり自分を責めすぎないでいたい。 というのも、これまでの人生、自分が完璧主義であることによって痛い目を見ることが、幾度となくあった。 私と同じように苦労している人が、きっと他にもいると思う。 良く言えば“ストイック”だけれど 学生の頃、周りによく「ストイックだね」と言われていた。 当時は完全に褒め言葉と受け取っていた。 でも私のそれは、自分に厳しすぎてしまうとい