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【TX生活】アメリカ妊婦健診まとめ

アメリカでの妊娠・出産を検討中のあなたへ!

こんにちは、テキサス駐在妻のMarieです。
ついに臨月に入り、定期検診も終盤となりました。
今回はこれまでの妊婦検診の流れと内容について、実際にどんなところで何をしたのか、まとめていこうと思います。
またアメリカで妊娠糖尿病と診断された際の検診内容についても触れてますので、参考になればぜひお読みください。


全検診での共通事項

以下は全検診を通じて行われました。
・尿検査
・体重、血圧、脈拍、体温
・服用しているサプリ、薬の有無
・心音チェック
・質疑応答
定期検診をするクリニックの個室はこんなところでした。

夫側(付き添い者の椅子)から撮影。内診台が部屋の真ん中に置いてあって、夫から色々丸見えです。

各個室に医者が入って来て、内診や質疑応答を行う形式でした。

妊娠初期(8w〜15w)

この頃は、妊婦検診は月に1回です。
■初診(8w〜12w:初診予約日に12wを過ぎていると断られる病院もあります。私は月経不順だったため、予約しようとすると生理周期の計算上は12wを過ぎており、何度か電話口で断られ心が折れそうになりました。逆に8w以内だと心音確認できないから意味ないとかで予約できなかった人の話も聞きました。アメリカで医療受けるの難し過ぎない?笑)
 ・問診票記入(過去の妊娠歴/アレルギー/手術の有無、家族の病歴、子宮頸がん検査歴、服用中の薬など)
 ・腹部エコー
 ・内診(クラミジアなどの婦人科系スワブ検査:ガウンに着替えました)
 ・かかりつけ薬局の登録(処方箋が直接薬局に送られます)

アメリカではエコーの中に文字を入れられるのが少しシュールw

■2回目(初回検診から1ヶ月後)
 ・血液検査(HIV抗体や血液型、NIPTなど)
日本では高齢出産の妊婦に推奨されるNIPT(新型出生前診断)は、ほとんどの場合保険適用対象でアメリカでは多くの妊婦が検査を行うそうです。性別や染色体異常もわかる検査であり、堕胎できてしまう時期ですが、テキサス州は例外なく堕胎を禁じています。

妊娠中期(16〜27w)

この頃も、妊婦検診は基本的に月1回です。検査によっては時期が決まっているものもあるので、定期健診の合間に予約を入れることもありました。
■3回目
 ・血液検査(AFP)
日本では母体血清マーカー検査と呼ばれています。NIPT同様、胎児の染色体異常などを検査します。

■4回目(20w前後)
 
・腹部エコー
20w前後で2回目の腹部エコーを行います。1回目は胎嚢の位置確認、2回目は背骨や手、頭の形など目視で奇形が無いかを確認するためです。アメリカの病院では腹部エコーは毎回行われず、順調であれば出産までに2〜4回程度。より胎内写真や心音を残したい場合は、腹部エコーのみを行う第3者施設(医療行為を行わない施設)に課金すれば記念品を作ることもできます。

■5回目
 ・インフルエンザワクチン
時期にもよりますが、ちょうど11月頃だったので推奨され、打ちました。アメリカではインフルエンザワクチンは無料で打つことができます。予防医療が強い国、ありがたいですね。

■6回目(24w前後)
 ・血糖検査(50gOGTT)
前日夜12時よりファスティング(断食)し、病院で甘い飲み物を飲んで2時間後の血糖値を測るものです。日本も同じものか不明ですが、缶詰のシロップのような味で飲み干すのきつかったです…

■7回目
(血糖検査がわずかに引っかかってしまったため3週間後に再検査となりました)
 ・
血糖検査(100gOGTT)
同様に前日夜12時よりファスティング(断食)し、病院到着後の血糖値(空腹血糖)、激甘ドリンクを飲んだ後の1時間後、2時間後、3時間後の血糖値を測ります。うち2回基準値を上回ってしまい、妊娠糖尿病と診断されてしまいました…😭
後日医師から処方箋が薬局に送られ、薬局から準備OKの連絡がくると、検査キットを受け取ることができます。アメリカはこういうところがオンライン化していて、とても便利です。

妊娠後期(28w〜)

〜36wまでは2週間ごと、36w以降は1週間ごとの定期検診となります。
■8回目
 
・妊娠糖尿病検査キットの使い方説明
 ・栄養士とのカウンセリングを指示される
妊娠糖尿病、と診断名が出ると不安になりましたが、
医師からは「りんごは糖質多いから、ピーナツバターと食べるといいのよ!」と言われるし、
栄養士さんとのカウンセリングでは「妊娠糖尿病はあなたのせいではないから!」から始まったので、なんだか気持ちが楽になりました。
私のやれる範囲で頑張ってみようかなと。

■9回目
 ・腹部エコー
3回目の腹部エコーです。妊娠糖尿病と診断されたので、胎児の成長を見るべく通常より2回追加で腹部エコーできることになりました。これは不幸中の幸い。

■10回目
 ・特記無し

■11回目(36w&腹部エコーから1ヶ月後)
 ・腹部エコー
 ・血液検査(肝機能、貧血など)
 ・膣内感染症検査
4回目の腹部エコー。前回の腹部エコーとの成長率を見て、問題がないか確認していました。
臨月なので①血が出たり、②陣痛が10分以内になったり、③破水したら、とにかく分娩の総合病院受付に来なさいとの指示がありました。電話しなくてもOKとのこと。電話苦手民なので嬉しい…(笑)

■12回目(37w)
 
・特記無し
妊娠糖尿病と診断されたので、予定日超過するよりも陣痛促進剤で予定日までに産む方が望ましい旨を説明されました。
また噂に聞くノンストレステスト(NST)や“内診グリグリ“はなく、医師の方針としては「健康に問題ないからやらない」だそうです。内診グリグリがきっかけで陣痛くる人もいると聞いていたので、少し期待してた…。(早く産みたい)

■13回目(38w)
 ・腹部エコー
5回目の腹部エコー。羊水の量(羊水が多すぎる・少なすぎると何かしらの病気が疑われるようです)や胎児の体重を確認していました。
また37w目で説明されたように39w中に陣痛促進剤を入れての計画無痛分娩をすることに同意し、入院日の予約をしました。

■14回目(39w)
 ・内診(子宮口チェック)
ついに内診をされました。初回以来です。


以上がアメリカでの妊婦健診の内容になります。
また私の場合は妊娠8ヶ月頃に妊娠糖尿病と診断されてしまったので、腹部エコーが計5回とアメリカにしては多めだったのではと予測されます。(調べたところによると、欧米人はあまり糖尿病になりにくいらしいですね…贅沢が向いていないアジア人の悲しき遺伝子…)

そして、いよいよ出産が近づいてまいりました。
また落ち着きましたらレポしたいと思います。

これからアメリカで妊娠・出産される方、ぜひ参考にしてみてください。



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