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食べるものではないけれど

歯磨き粉は、何味?

そりゃ、ミントでしょ! すかっとするやつでしょ。冬場口が寒くてがくがくするやつでしょ!

昔、甘いイチゴ味の謎な子供用歯磨き粉もあったけど(今もあるのかしら)。とりあえず、歯磨き粉と言ったら、すかっとする味を連想する人が多いと思う。

私もそうだ。

今通っている歯医者さんは、試供品の歯磨き粉を時々くれる。

へえ、こんなのあるのかぁ。

プラーク除去。歯の黄ばみ除去。健康な歯茎、白い歯へ。などなど。小さいチューブに、細々と色々書いてある。

もらっておいて、使わずに捨てるのももったいないと思って、最近使い始めた。きっと歯医者さんがくれるのだ。本体をちゃんと買うと、きっと高い歯磨き粉だろう。

それが、びっくりするほど、びっくりな味だった。

甘じょっぱい。。。

ぶーっ!

と口に入れた途端吹き出すよりも、私はびっくりしすぎて歯磨き粉を腐らせたのかと思った。

そんなことはあるまい。

中身が腐ってチューブが膨張してる感じもないし、至って普通の顔をしている。

でも、とってもまずい。

すんごいまずい。

こんなの歯磨き粉じゃない。

最近まで歯磨き粉を滅多につけない人だったので、歯磨き粉をよく知ってるわけじゃないけど、しょっぱくて、甘くて、唐辛子が混ざったようなこの味は、何かの間違いだ。

でーと吐き出して、可及的速やかに歯磨き粉を口から洗い流したい気持ちでいっぱいになる。

でも、今日からしばらくの歯磨き粉はこれなのだ。

すかっと系の歯磨き粉の味を意識しすぎて、想定外の味でびっくりしているのだ! きっと!

慣れれば、きっと大丈夫!

1週間ほど毎日使って、やっと慣れてきた。

でも、まずいです。

こんなの歯磨き粉じゃないです。

甘じょっぱい歯磨き粉。

なんていうものを作ったのだ。

想定の斜め上をいくというか、想定外だ。。。ファウルだ。アウトだ。嘔吐だ。

ちょっとでも想像ができる味なら、きっと「斜め」とも言う。

はじめましての味に目を白黒させつつ、「今日もまずい。いつまでこれ使わないかんのかね」と思いながら、歯磨きする。青汁みたい。

そんなまずいなら捨てたら? と思うけど、慣れたら何がが強くなれる気がして、使い続けている。

味覚がいかにイメージというものに頼っているかを思い知った気分。

【今日の英作文】
私の父は売り物として野菜を作っています。専業農家ではありませんが。
My father grow vegetables for sale. He isn't a full-time farmer, though.

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