映画「プーと大人になった僕」
この間の金曜ロードショーで、「プーと大人になった僕」という映画をやっていて、録画したものを見た。
今まで、プーさんのアニメとか、物語とか縁がなく生きてきてしまって、私はキャラクターも、物語の特徴もほとんど知らない。
プーさんの作者やそのまわり(イギリスの児童文学)を研究する先生が、私が通っていた大学にいた。その先生のクラスにたまたまいたので、プーさんの物語はほとんど知らないのに、学術系の変な知識はあるみたいな状態で、この映画を見た。
変な知識というのは、クリストファー・ロビンのその後の話とか、実際のプーさん(ぬいぐるみ)のその後とか。ディズニーによってアニメにされてしまい、商業化してしまったかわいそうなプーさんの話とか。クリストファーとお父さんの確執とか。
映画は、ほっこりした。ほっとした。癒された。
余計な知識がない方が楽しめる(なんでもそうだけど)のは、確かなんだけど、プーさんやキャラクターの素朴で、ちょっとぼんやりな作りが、そういうことか!と、妙な知識と合点がいって、面白かった。
物語はクリストファーが、プー(さん)他100エーカーの森の仲間たちと別れるお別れパーティーのシーンから始まる。クリストファーが、寄宿舎のある学校に行くためだ。
それから、クリストファーは戦争、結婚、戦後のビジネスマンとしての人生を歩んでいく。
大人になったクリストファーの元に、ひょんなことから、あの頃のままのプーが助けを求めて現れる。
「クリストファーロビン、君は君のままだよ」
「シワは増えたけどね」
という、プーのセリフは、早回しでクリストファーの人生を見てきた視聴者は、じーんとくる。
プーの時と場合を考えないマイペースさや、ゆったりまったりな発言や行動に、ビジネスマンとしてキリキリカリカリしているクリストファーは、苛立ちを隠せない。
「何もしないことが、何かをうみだす」「待ってるとやってくる」。
果報は寝て待てのようなプーの哲学には、呆れてしまうクリストファー。
何もしなかったら、何も生まれないし、待ってたら、チャンスを逃してしまう。
「時代も僕も、もう違うんだ!」
その通り!
クリストファーは、会社で部下をリストラをしなければならない事態に直面している。
こんな所でプーと押し問答をしたり、遊んでいる場合ではない。
さてはて。
この映画はディズニー映画。
みんながハッピーなエンドを迎えられる。はず。。。
分かってはいるけど、他の100エーカーの森の仲間たちも、「こちら側」にやって来て、「冒険」を始める。
小さなぬいぐるみの姿で、一生懸命クリストファー・ロビンのために「冒険」をする仲間たちを見ていて、はらはら、どきどき。
映画のオチは、ディズニーだからね。。。と思ってしまったけど、とても心温まる素敵な映画だった。
プー「あの風船がほしい」
クリストファー「なんで?!」
プー「風船があると、幸せになれるよ」
なんて幸せな会話なんだろう。
【今日の英作文】
「誰もがいつかは大人になる。それでも、あなたはあなたなんだよ。」
"Every child grows up someday. Even so, you are always you.''
そんな映画だった。
また見返したいな。
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