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くらいの暗い日々#11(0320-21)

お久しぶりです!
3月15日から色んなことが起きて本当に詰んでたんですけど、復活したのでまた書いていきます。しんどかった数日間のことも上手く消化して書けるといいなぁ。(その間のこともこの日記にちょこちょこ出てきますが)

※3月20-21日の日記です

お父さんが私が一人暮らしをする京都にやってきた。私の部屋の掃除&家具の買い替えをする為だ。私とお母さんの仲が再びえぐいことになってしまった原因である部屋をなんとかするために(お母さんからの指示で)来てくれた。

お父さんはいつも優しい。お父さんが私を否定した記憶は全然ない。家庭科でボロボロの巾着袋を作ってきても、周りの子や妹たちと違う酷い出来の工作をつくっても、運動が壊滅的にできなくても、昼まで寝ていても、数学と物理テストの点数が壊滅的でも、内申点が壊滅的でも、友達と旅行しても、遊び倒していても、学校をサボっても、言語の単位を何度も落としても、髪がボサボサでも、急激に痩せたり太ったりしても、怒ったり出来を嘆いたり機嫌を悪くしたり貶したりすることはなかった。
いい意味である程度諦めているのかもしれない。諦められるのと受け入れられるのは似ていると思う。
つまり、お父さんは優しい。

お父さんは私がお母さんを激怒させた原因の一つである私の部屋を見て
「思ったよりは汚くないなぁ」
と呑気に言った。呑気だ。呑気すぎる。お父さんを見ていると「やおきん」から出ているマシュマロのキャラクター「ましゅろ〜」を思い出す。

私とお母さんは今世紀最大級レベルの喧嘩をして、酷く傷つけあったのに、お母さんからその話は聞いたはずなのに、そんなことは全く関係なく呑気でいつも通りだった。

昔、SNSで、母親と喧嘩した男の子に父親が「お母さんは俺の恋人だから傷つけるな」みたいなことを言ったという話を見たし、内心ハラハラしていたけれど、杞憂だった。
拍子抜けした。嬉しかった。私を怒らなかったのも、どちらの味方もしなかったのも、わざわざ愛知から車でやってきたのにそれに関して何も言わないのも嬉しかった。

お父さんがサービスエリアで買ってきた肉まん(牛肉が入っていた)とうなぎの巻き寿司を食べた。炭水化物×炭水化物じゃん…食べ盛りの中学生かいな…と思ったけど、なんだかそういうことを全く考えてないお父さんが優しかった。いっぱい食べることを当たり前に認めてもらえるのは私にとって嬉しいことなのだ。よくわかんないけど。

お父さんは「野菜の代わり」と言ってイチゴを買ってきていた。イチゴは野菜じゃないだろ。
でもなんだか泣きそうで言わなかった。私もお父さんも洗わずに食べた。あんまり甘くなかったけど甘いねー!と言っておく。

ニトリへ向かうために乗った車内で、お父さんは
「部屋、ちょいちょい片付けなあかんで」
と言った(お父さんは関西の人だ。ちなみにお母さんも関西のの人だ)。
「でも虫出たことないよ」
私はお父さんの前だと少し強気になる。怒られないってわかっているからだ。20歳にもなって甘えた女である。
「まぁわかるけどな。子供のうちはお父さんもおばあちゃんに片付けてもらってたし…。若い頃は汚くても自分では何がどこにあるのかわかんねんな」
我が意を得たり。
「そうだよ!すぐわかるもん!他の人から見たら汚くても私仕様の私の部屋だよ!わかるもん」
と咳き込むように言うとお父さんは
「でも歳とったら通用せんくなんねん。だから練習しときや」
とまた呑気に言った。
なんだか楽しくなって笑う。やっぱり私は甘えた人間である。

21日、お父さんと別れてアルバイトから帰ってくると、お父さんが組み立ててくれた新しい大きな机がドーン!とリビングに鎮座していた。
嬉しかった。ちょっと笑えた。そういえば、2日間お父さんは本当に嫌な顔ひとつしなかった。
LINEを開くと、お父さんからのメッセージで「身体に気をつけて」と入っていた。3日後には愛知帰るんだけどなぁ。


なんかいつにもましてしょうもない暗い日記になってしまった。でもこの日のことは書いておきたかったのです。

この日嬉しかったこと
・お父さんが優しかった
・バイトが楽だった

この日嫌だったこと
・雨が降った
・早起きした
・食べすぎた

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