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#平成最後の夏
秋が来た、でもまだ来てない
いつもは猫が起こされて、明け方に目が覚める。
だけど、今日は寒くて自ら目が覚めた。暑くて目が覚めたんじゃない。
猛暑でひーひー言ってたのが信じられない。
傍らには、うすっぺらくてサイズも小さい肌掛けしかない。
布団がほしい。タオルケットでもいい。だけど、それらは押入れの奥の奥にある。
しかたがないから、バスタオルをかけて身をちっちゃくしてそれにくるまる。
「立秋」ってこういうこと?
いつもは見な
あなたがいなくなって困るひとはだれなんだろう
やめよっかなー、やっぱりやめるのをやめよっかなー、と3週間くらいもやもやと考えていた。
わたしは地域のボランティア団体に所属して2年近くたつのだけど、最近、理不尽に思えることがあって、少々頭にきていた。
そんななか、この夏、団体のなかでいくつかに分かれているセクションの、次期リーダーとサブリーダーを決めるタイミングとなった。
リーダー役はやる気に満ちたひとがやってくれることが早々に決まったが、サ
雨にも負けず。いや負けてもいいし
駅から自宅までの道中、雨は頭にくるくらいざんざん降りだった。
おまけに風も強く、背中の方角から吹いてくるもんだから、リュックサックとふくらはぎのあたりがびっちゃびちゃで気持ちが悪い。
おまけに靴下もぬれ始めた。朝は小雨だったから、無印良品の撥水スニーカーとやらを履いてきたのは、やっぱり間違いだった。
あと5、6分で家だから、もうちょっとの辛抱なりよ、と自分に言い聞かせながら、意味もなく前のめりで歩