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This is UX Design.

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UXデザインについての記事や、「これはUXデザインだ!」という記事をまとめたものです。
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2018年5月の記事一覧

Code for Fun. 踊るエンジニア採用ページができるまで。

hey! 先日heyのエンジニア採用ページを公開しました。 採用関連のページは会社のWhyを伝える重要な接点。 heyが何を目指しているのか、どんなチームなのかなどについて、今回の採用ページの制作プロセスを通じてお伝えしていければと思います。 heyのミッションとはまず、エンジニア募集ページをつくるにあたり、なぜheyでエンジニアとして働くことの価値はどういうことなのか、heyがエンジニアに求めることはどういうことなのかを明確に再確認することからはじめました。 heyのコ

不適切なユーザーインターフェースがもたらす悲劇

前回の記事にて、複雑なシステムを制御するためには適切なユーザーインターフェースが必要であるという事を述べました。昨今では人間中心設計、ユーザーセンタードなどの概念が注目されておりますので、ユーザーインターフェースの重要性に関しては評価されつつあるのだと思います。では、もし適切なユーザーインターフェースを用意出来なかった場合、どのような展開になるのでしょうか。 この記事を読んでくださっている方の中には、適切なユーザーインターフェースなんか用意しなくても、ユーザーが我慢したり、

“お金”のインタラクションデザインの作り方

こんにちは。マネーフォワードで自動貯金サービス『しらたま』のPO/デザイナーをしているohsです。 少し前ですが、【Fintechデザイナー反省会】というイベントに登壇させてもらいました。 その時にお話した実物の貯金箱感覚をアプリ内で表現した部分について、質問など頂いたので、アプリ内のインタラクションについて紹介しようかと思います。(今更感ですんません😅) 他の登壇者の坪田さん、神崎さん、広野さんの話も同じお金を扱うサービスでも全く違う視点での話で面白かったのでオスス

Frontend Weekly for Designer Vol.2

UXについて価値ある11の教訓UXデザイナーである著者が得た、UXデザイナーとして働くための11の教訓。「学ぶことがまだあることを学んだ」という彼の経験に基づく教訓は、UXデザイナーという肩書を持つ人たちに限らず、プロダクト開発に関わる人にとって大事なことばかり。 デザイナーのための”いい”質問の仕方デザイナはどんな質問をするべきなのか? まずはどんな種類の質問が存在しているのかから始まり、”いい”質問をするために知っておきたいこと、そして、質問をする利点について詳しく解説

UXデザインにおけるストーリー

こんにちは、デザイナーのSasaki(@toshiyassk)です。 学生のときにストーリーテリングのワークショップに参加してから、ストーリーって面白いなと思うようになりました。(ストーリーテリングはストーリーを言葉、音声、イメージなどで伝えるための技法です。) UXデザインのプロセスのなかで、シナリオ手法やストーリーボードなどのツールを使うことがありますが、そもそもシナリオやストーリーとは何なのか、UXデザインにおいてどう活用できるのかということについて、研究されてきた内

noteのマガジンとSpotifyのプレイリストにある共通点

お仕事で音楽系のプロダクトに関わっているのですが、その傍らnoteにブログを書いていて、感じたことがあります。 それはnoteの「マガジン」とSpotifyの「プレイリスト」には、効果とユーザー体験に共通点があるということでした。 マガジンおよびプレイリストには「フォロワー」「クリエイター」「マガジン・プレイリストの運営者」の3者が関係しています。 本エントリーでは順番に、それぞれの視点からお話していきます。 マガジン(note) フォロワー視点 noteでは、マ

慣れるUIをつくる 理論編

「良いUIって何だろう?」という話題の中で、“直感的なUI” や “問題解決するUI”、“コンセプトを訴求するUI” などと一緒にほぼ確実に上がるものがあります。 それは「慣れたUI」です。 ほとんどのUIにおいて、インターフェースへの慣れはユーザーにとっての(少なくとも一時的には)大きな体験要素です。 サイトやアプリをリニューアルすると一週間くらいは離脱率が上がってしまうのがその証左です。(体験したことのあるデザイナーさんもいらっしゃるのではないでしょうか) UIデ

UXデザイナーのポートフォリオはプロセスを伝えることが大事。

以前このようなツイートをした。 自分のデジタルプロダクトデザイナーとしてのアメリカでのポートフォリオが必要になったため、海外のUX・プロダクトデザイナーのサイトを50個くらい見て回った。 決定的に日本の個人のポートフォリオと違うなと思ったのは、プロジェクトのケーススタディを紹介をしている人が多いこと。デザイナーの数(=競合の数)など背景も違うのかもしれないけど、デザイナーの面接もしたことがあるので、採用視点で見ても仕事のプロセスが載っているのは良いなと思う。 何故UX・

日常の面倒なことを見つける

前回は課題の発見・絞り込みが良いプロダクト開発のスタートだ、と書きました。【参考】ビジネスにUXデザインをどう活かすか このうち、局所的な課題発見トレーニングとして日常の中にあるちょっとした不満を書き出してみます。本来はこれらを時系列に並べたり、既存の解決方法を調べたりして、本質的な課題を定義し直していく段階を経たりしますが、まずは課題発見の視点を得ることが必要です。 簡単に描いたイラストものせています。絵にすると、今後人を巻き込んで議論をしていく上で有用なのでこちらも参