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散策記|宮城県気仙沼市:アーバンマリアチャペル・安波山展望台・ひのでのてらす・ほしのてらす

散策してきたので記録します。

前回の記事は上記の通りです。

尚いつも通り、写真のみ楽しみたい方はPinterestの方を確認してください(画像をクリックすればPinterestへと飛びます)。Pinterestの方には、記事に掲載していない写真も多数掲載しています。


アーバンマリアチャペル

今回は、まず前々回の続きから始めます。

前々回、記事中で「アーバンマリアチャペル」について少し触れました。その際、行き方が分からず、間近で見られなかったと伝えていました。

とはいえ過去のブログを見ると「アーバンマリアチャペル」への道は存在しており、やはり見つけられなかったのではないかと考え、今回改めて散策しています。

「アーバンマリアチャペル」は、上記地図の右上の位置にあります。周囲に道らしい表記はありません。前々回の散策で道を探すのを諦めたのは、時間の都合があり、探すのに少し時間がかかりそうだったためでもあります。

さて、今回改めて散策して、「アーバンマリアチャペル」への道を見つけられたのか? ですが、結論を先に言えば見つけられました。

灯台下暗しと言いますか、前々回紹介した「復興祈念公園」に行く途中にちゃんと入り口が存在していました。

陣山方面からでなく、その反対側、鹿折方面から自動車で「復興祈念公園」へと向かう途中に分かりやすく入り口があったのです。

そもそも冷静に考えれば分かったのですが、「アーバンマリアチャペル」は今なお結婚式に利用されています。

そうであるならば、自動車で行けないわけがありません。つまり、前々回「復興祈念公園」を訪れた際に見つけられなかったのは、その点を考慮せずに自動車で来訪する側の道を調べなかったためです。

城を基調とした外壁に落ち着いた碧色の屋根が美しい建物でした。こじんまりしていますが、小規模な結婚式を行うのであれば何ら問題ないでしょう。

入り口を出てすぐ見える気仙沼湾と空、周辺の街並みが美しく、記憶に残る結婚式を挙げられるのだと思います。

ところで「アーバンマリアチャペル」ですが、実は前々回「復興祈念公園」に向かう際に利用した陣山方面から徒歩で訪れる道もありました。つまり、前々回の散策では、こちらの道も失念していたことになります。

画像左、緑色の看板のすぐ下の道を上がり、住宅地を抜ける細い急斜面を上れば辿り着けます。ちなみに奥の方に真っ直ぐ進めば「復興祈念公園」に至れます。

前々回の散策では、明らかに住宅地に向かう道にしか見えなかったので避けましたが、実はその判断が誤りでした。今後の反省としたいところです。

安波山展望台・ひのでのてらす・ほしのてらす

今回の散策は、元々予定しておりませんでした。私事で気仙沼を訪れざるを得ない事情が生じ、そのついでに行った形です。

そんな今回でしたが、どこを散策するのか少し悩みました。急遽行ったためです。そこでふと思い至ったのが、「ひのでのてらす」でした。

理由は単純で、展望台と言う以上、山の上にあるのは明らかであり、となれば本格的に冬に入ると自動車で向かうのが困難になると思ったからです。

やはり結論を先に言えば、この想像は間違っていませんでした。

今年の5月に訪れた徳仙丈山に向かう道のりほどではなかったですが、比較的細い急勾配の上り道に加えて急カーブが多く、積雪や凍結が生じた状態ではまず自動車を走らせるのが困難だと感じています。

今回訪れておいて良かった。そう思わずにいられませんでした。

場所は上記地図の通りです。地図で見ても分かりますが、非常にうねりの多い道を上る必要があります。

ちなみに途中「復興祈念公園」へと続く道も見られました。自動車で「復興祈念公園」を目指す場合、途中までは同じ道を通る形になると思ってください。ただ、分岐が少々分かりにくく、初めて訪れる場合はナビゲーションを利用するかゆっくり走るのをお勧めします。

思った以上に見晴らしの良い場所であり、高台だと感じた「復興祈念公園」さえ低い位置に思えるほどでした。

気仙沼市内においては非常に有名な場所であり、来訪者は少なくありません。今回の散策時には、10名以上の老若男女の姿を見ています。

全体図がこちらです。

地図を見た瞬間に「完全に想定外だった」と思いました。当初は、自動車を止められる場所の近くに、見晴らしの良い展望台があるだけだと思っていたのです。

ところが実際はそうでありません。

土と石で造られた急斜面を上る必要があります。

はっきり言って、登山と大差ないです。というより登山目的で訪れる人が少ない程度には、割とガチめの登山道でした。

トイレもちゃんとあります。
トイレからの見晴らしも良かったですね。

トイレから少し(オブラート)上ると「ひのでのてらす」があります。
ここまではまだ序の口のようでした。

えっちらおっちら息も絶え絶えに急斜面を更に上ります。頭の中は想定外の一言で埋め尽くされました。

「地元の人か?」
「あー……大船渡の方ですね」
「大船渡か」

見ず知らずの登山中のお爺さん二人(推定70代)と会話を交えながら、上り続けます。

「ほしのてらす」です。

完全に息は上がっていましたが、登山中のお爺さん二人と会話を楽しみます。

「亀山とか徳仙丈山とは登ったんか」
「亀山には春先……桜を見に行きましたね。ただこの辺は桜が遅いんですよね。少し早く行き過ぎて見られませんでした。
「ほお、なんだ地元の人間より登っているなあ」
「結構行きましたね」

明らかに自分より余裕綽綽のお爺さん二人(推定70代)を前に、自分より若いのでないかと疑念を抱きながら会話を楽しみます。

何となく登山者と誤解されているのでないか懸念を覚えましたが、そんな懸念は無視して、一頻り会話を楽しみました。

「気仙沼は大分綺麗になりましたよね」
「そうだなあ」
「あれ(左上)が大島の先端、あっち(右上)が岩井崎の方ですかね」
「そうだそうだ。で、あっち(画像左※切れている部分)が金華山」
「車で移動する分には大島と岩井崎は遠いですけれど、こうして上から眺めると(海を間に挟んで)案外離れていないんですね」
「そうだなあ」

こういった形で他愛ない話を一頻り楽しみました。

その後周辺の案内をされ、更に登ります。

いやもう、本当に斜面斜面斜面で、フラッと気儘に訪れたらとんでもない所に迷い込んだ的な気分でしたね。

ちなみに脇に植えられている木々は、様々な都道府県から贈られたもののようでした。

頂上です。

ここでお爺さん二人と別れ、私は下山することに。

途中、お爺さん二人に教えられてもらった大杉神社に立ち寄り、急斜面を滑らないように注意しながら下りました。

大杉神社ですが、階段の突き破っているようなビジュアルで大きな杉が生えており、こじんまりしているもののインパクトは中々でした。

ただここまでの道が非常に細く頼りないため、山道を歩き慣れていない人は、細心の注意を払って訪れる方が良いと思います。

今回の散策記はここまでです。

正直な話、想定外の山登りとなり驚きましたが、非常に素晴らしい景色が見られたので、結果的には良かったですね。

再度訪れることがあるかは分かりませんが、特徴的な橋や大規模な港湾施設によって彩られた港湾都市然とした景観は、何度見ても良いものだろうなと感じています。




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