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中国発のCotti Coffee。創業10か月で5000店の快進撃。

中国の新興カフェチェーン「庫迪咖啡(Cotti Coffee)」がこのほど、韓国ソウルに海外1号店をオープンしました。

同社は2022年10月に中国に1号店を開業し、今月初に5000店目をオープンという急成長チェーンです。日本国内のサイゼリヤ約1000店や、日本マクドナルド2900店と比べても驚くべき数字です。更に驚くのは、CottiCoffeeの創業者は、中国の大手コーヒーチェーン「Luckin Coffee(現在1万店以上)」の創業者ですが、数年前に粉飾決算により退任に追い込まれ、出直しでの戦いだということです。粉飾決算で失敗した経営者がこのスピードで立ち直ってくる。競業避止という概念もないのか、失敗に対して寛容なのか、チャレンジを応援する仕組みがあるのか、様々疑問があります。

このスピード出店を可能にした、資金や人や出店戦略など、いずれ明らかになってくると思いますが、日本では考えられないスピード感です。ただ、ここ10年で見ても、格安ECでアリババや京東を急速に追い上げるPinDuoDuo、TikTokを生み出したDouYin、SNSを活用したECのRED(紅小書)、世界に安価アパレルを販売するSheinなど、中国のベンチャーの成長力や規模感は、恐ろしいほどのエネルギーを感じます。

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