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兆候の芽

2024年 3月23日(土)

昨日の景色…

〈気になる記事・後半…〉

《ベネズエラ》野党指導者逮捕で波紋=南米諸国反発もブラジル沈黙

(記事全文…)

南米ベネズエラ大統領選が7月28日に迫る中、マドゥーロ大統領の主要な対立候補とされていた野党指導者のマリア・コリーナ・マチャド氏が率いるベンテ・ベネズエラ党のメンバーが20日に逮捕されたことを受け、翌日、南米諸国が一斉に反応した。

アルゼンチンとウルグアイは逮捕を非難し、パラグアイとコロンビアは懸念を表明したが、ブラジルはダンマリを決め込んでいると、21日付CNNブラジルが報じた。  

ベネズエラのタレク・ウィリアム・サアビ検事総長は20日、ベンテ・ベネズエラ党の指導者たちは国内での暴力を助長する陰謀と計画の疑惑に関与していたとし、同政党のコーディネーターのヘンリー・アルビアレス氏と政治秘書のディグノラ・ヘルナンデス氏が逮捕され、さらに7人の支持者に対して逮捕令状が出されたことを明らかにした。

この発表に対し、ウルグアイは今回の出来事は「ベネズエラの政治情勢が徐々に悪化していることを裏付けるものであり、同国政府によるバルバドス協定離反が決定的となった」と述べた。  

バルバドス協定とは、昨年10月にノルウェーの仲介で、ベネズエラ政府と野党が大統領選の実施条件を定めた合意である。  

ウルグアイ政府はまた、「我々はこれらの意図的な行動を非難し、国家機構を使って政権反対派の人権を踏みにじる行為に対して懸念と連帯を表明する」と述べ、「政治的な理由で投獄されたすべての人々の即時釈放を求める、国際的な民主主義共同体の呼びかけに賛同する」と付け加えた。

アルゼンチンも同様に、この状況を「厳しく」非難し、政党指導者に対する逮捕命令を「完全に拒否する」と表明した。

「アルゼンチンはベネズエラ政府に対し、投獄された指導者たちを速やかに釈放し、野党代表の恣意的な逮捕をやめるよう要求する」と声明で述べた。  

また、最近の出来事は民主主義の精神に反し、新しい政治指導者の出現を危うくするものであるとも強調した。  

アルゼンチン外務省はまた、21日にジュネーブの国連人権理事会で行われたベネズエラに関する独立調査団の発表に言及し、同国における人権侵害の「再開」に対する警告がなされたことを想起した。

パラグアイは、アルビアレス氏とヘルナンデス氏の「恣意的な逮捕を遺憾に思う」とし、「投獄された指導者の速やかな釈放と同政党メンバーへの政治的迫害の終結を求める声に加わる」と述べた。  

左派のグスタボ・ペトロ大統領が率いるコロンビアも、「ベネズエラで起きている最近の出来事が、同国の全政治勢力が参加できる選挙実施という目標に何らかの影響を与える可能性について懸念する」と表明した。  

野党指導者の逮捕を受けて、反対派指導者らは緊急記者会見を開き、この日は「汚名の日」として歴史に残るだろうと批判。「政権がすべての悪を露呈した日だ」とも述べた。

マチャド氏は、国際社会からの「善意以上のもの」を期待していると強調し、マドゥーロ元大統領が「権力を掌握」すれば、約500万人のベネズエラ国民が国を離れるだろうと警告していた。同氏は野党側の大統領候補に選ばれたが、同国最高裁により大統領選への出馬資格をはく奪されている。  

ブラジル外務省もCNNの取材を受けたが、今のところ、マチャド氏を支持する指導者たちの新たな逮捕については何もコメントしていない。

👉世界各地で行われている大統領選挙…。

その国によって何らかのいろんな問題を抱えているようですが、この南米ベネズエラのその大統領選挙にまつわる歴史には、かなり大きな問題があるようです…。

わたしも今まであまりそのベネズエラという国のこの問題には興味を持って調べた事はありませんでしたが、今回この記事により改めて、そのベネズエラの歴史をウィキペディアで追ってみました…。
というか…
ベネズエラのマドゥロ大統領の歴史を…

〈ニコラス・マドゥロ:ウィキペディアより〉

このウィキペディアの中で、このマドゥロ政権の独裁色を示した特徴的な部分があったので抜粋します…

(本文抜粋…)

独裁色を増す

マドゥロ政権が独裁色を強めるきっかけとなったのは、2015年12月の国民議会選挙である。この選挙の結果、反マドゥロ政権の野党が三分の二(167議席中112議席)を占めたことで以降国民議会を使った立法行為が不可能となったマドゥロ政権は、自身の影響下にある最高裁判所を使って国民議会の立法権を制限する様々な手段を打つようになった。例えば国民議会が可決させた法律を大統領が「違憲判断のため」として最高裁に送り、最高裁に違憲判断を出させて立法を無効化する方法である。2016年1月から4月に国民議会が可決させた5つの法案は全て最高裁に送られ、そのうち4つが「違憲」として無効化されている。また最高裁はアマソナス州選出の3人の野党議員に「不正選挙があった」として公務就任権を認めず、2016年7月にこの3人が国民議会で宣誓すると最高裁は「最高裁の決定を尊重しない限り国民議会は法的有効性をもたない」と宣言。以降マドゥロ政権はこの「3人問題」を理由に国民議会を無視して最高裁に立法権を代行させるようになった予算案も国民議会ではなく最高裁に提出して承認させている

👉なんとそのような手法がありましたか…。

関心している場合ではありませんが、このような政治が行われていた政権もあったという事実…。

政権がその司法などを支配下においた時には、このような事も起こり得るということ…。

もし我が国日本において…
その安倍政権がもっと続いていたとしたら…
もしかしたらこのような事がまかり通っていたという事も考えられます…。
安倍元首相亡き今の与党自民党においても、
それが継承されていると言えなくはありませんが…

(本文抜粋…)

制憲議会体制

憲法秩序を重んじない政府と最高裁に対する国民の怒りは収まらず、2017年4月から反政府デモが激化した。

同年5月6日、マドゥロは野党連合民主統一会議の早期再選挙の要求を却下し、代わりに憲法の修正による改革を提案した。チャベス時代からの体制が危機に晒される中、かつてのチャベスと同じくマドゥーロも新憲法制定による自己クーデターを目指しているものと看做されている。民主統一会議は提案を拒否したが、マドゥーロは制憲議会の召集を強行した。

しかし制憲プロセスが憲法違反である疑いがある上、制憲議会選挙が「一人一票の原則」を無視し、通常の1票に加えてマドゥロが指名した労組や学生組織など7つの社会セクターに所属する者に2票を与えるという前例のない与党有利の選挙制度になっていたことから野党に強い反発を巻き起こした。このような選挙に立候補することは恣意的な選挙制度を有効と認めることになるため、全野党が立候補せず、選挙をボイコットした。

選挙と平行して政府支持派・反対派の衝突や国軍・警察の治安作戦が展開されて市街地は騒乱状態となった。最終的に同日深夜の開票を持って制憲議会の全議席を与党が独占することが決まるとマドゥロは勝利宣言を行ったが、非民主的な手法に国内外から激しい批判を巻き起こした

2017年8月に政権支持派の政党連合「シモン・ボリバル 偉大なる愛国者の極」が全議席を占める制憲議会が発足した。制憲議会の権限で国民議会の立法権を正式に停止し、反政府的な野党指導者や検察庁長官を拘束している他、政権批判を行う新聞局やテレビ局の閉鎖を行い国内に戒厳状態を布いた。チャベスですら成し得なかった革命による議会制民主主義の廃止に成功し、ベネズエラ統一社会党による一党独裁体制が確立した。

👉なんとも恐い流れですが、これも実際にあった話し…。
野党がいながら…
野党がいくら抵抗しても…
このような独裁政権が誕生してしまうという実例ですよね…。

我が国日本は大丈夫なのでしょうか…。

ここでは…
この「憲法修正による改革」を目的とした「新憲法制定」というのが、結果的にこのベネズエラにおけるマドゥロ政権の独裁政権を助長させた原因のひとつであると考えられます…。

そんなベネズエラの事例から考えると…
我が国日本の与党自民党が推し進める「憲法改正案」というものに慎重にならざるを得ません…。

あの今の自民党が考える「憲法改正案」…。
今までさんざん国民を騙してきたあの自民党がする事ですから…。

いずれにしても…
世界のいろんな場所で…
選挙が行われると同時に、そこには看過できない問題も多々起こっています…。

他人事と思っているわたしたち日本国においても、それは例外ではないのかもしれません…。
そしてそんな流れの兆候というのは必ずあるものですが、その兆候を見逃した後に、その国にどのような結末がやって来るか…。

わたしたちはしっかりと学んでおく必要がありそうです…。

そんな兆候の芽を…
その芽のうちにちゃんとしっかりと摘んでおくこと…。

それが今の日本国の与党自民党問題なのかもしれません…


〈気になる記事・前半…〉はこちらから…


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