秋田加代子

はじめまして、心の健康、ストレス解消を求めている主婦です。いにしえより現代まで伝わる日…

秋田加代子

はじめまして、心の健康、ストレス解消を求めている主婦です。いにしえより現代まで伝わる日本文化(花、茶、宗教、文学、美術、着物)この中で下記を考案しました。花ストッパー(読売新聞)らくらく着物(毎日新聞)らくらく着物と分岐帯(ABCテレビ)で紹介されました。花俱楽部主催

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日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【まとめ 1・2・3】

 まとめ 1  私たち花俱楽部は、花ストッパー(フラワーホルダー)のバックボーンを得るため。花を中心に現代より古代へ(天心が調らべるとよいと言っている)と調べるうちに多くの先人たちが、同じ言葉、同じ意味の言葉を残しておられることに気が付き。又、外国の方が日本人をほめておられるのは、なぜかと気になり、今回、日本を原(たず)ねてを、表しました。                               日本人だけが素晴らしいのではなく、世界の人々と日本人は同じであるが、「教会と

    • 日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【聖徳太子】

       36  聖徳太子 (574~622) 日本の生花 西堀一三 河原書店   六角堂には、聖徳太子の守本尊を安置していた、その聖徳太子が極北の所を指す星の心を知り、「根願」となるものを見出すのを、日本文化の方向とすべしと仰せられたのを「聖徳太子伝私記」には伝えている。                         74ページ                    「しん」の語について、伊勢神宮の御建築に「心御柱」があることが思い浮かばれるが、それと同時に、この「しん」の語は、

      • 日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【山上憶良】

         35 山上憶良(660~733) 図説いけばな体系2 いけばなの文化史Ⅰ 角川書店  山上憶良の歌に、秋の野の花を詠める歌。  秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七草の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花(桔梗) の連作のあることは、広く人口に膾炙(かいしゃ)するところである。  秋の七草の中で、秋をもっともよく代表するのが、何の花であるかについては、すでに当時から人、それぞれに好みがあったようでそのことは、 人皆は萩を秋と言うよし

        • 日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【護命僧正】

           34 護命僧正(749~834) いけばな古書籍一覧 小林鷺州著 大日本華道会  南都の元興寺の護命僧正が花を好んで自ら作り佛にも供え自分にも立てゝ楽しんだ。  当時の花畑であったと云う土地が奈良市に花園町と称してあとを留めている。が、其の頃は花道が未だ現今のように一般に流行したとは思われない。護命僧正が入寂せられたのが紀元1494年である。くだって京都栂尾山の明恵上人が護命僧正の花の挿し方を追慕されて之を行はれた。  僧正の定められた花の規矩(枝の配置)たる地水火風を上人

        日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【まとめ 1・2・3】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【菅原道真】

          33 菅原道真(845~903) 百人一首 平井勲著 夏目延雄著 虹有社     二十四 菅家(菅原道真)   このたびは ぬさもとりあへず 手向山(たむけやま)        紅葉(もみじ)の錦神(にしきかみ)のまにまに      今度の旅は朱雀院(宇多上皇867~931)のお供をして取り急いで出かけたので、道々の神に捧げる幣帛(へんはく)も用意して来なかったが、幸ここに美しく紅葉を神の御心にまかせて幣(ぬさ)としてご覧下さい。  【ぬさ】幣の字をあてて、神に祈願をこめる

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【菅原道真】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【紫式部】

          32 紫式部(978~1016?) 日本の生花 西堀一三 河原書店  「紫式部日記」の中にも「勾欄の下に立ちて史記の一巻をよむ」とある。その紫式部の文をとると、朝霧の中に黄色い菊を見る思いを「若やぎ」を知ることであると言っているが、この「若やぎ」は史記の文に「華道」を説いている時の重要な内容なのであった。…  最も大切なのは、「大蔵経」に収めている弘明集の文で、仏教が始めて伝わった時に、その思想を如何に受容れるかの思慮を明らかにしているが、その中には、かの菩提樹の下にあって、

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【紫式部】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【西行】

          31 西行(真言僧)(1118~1190) 「仏教の真髄」を語る。中村元著 麗沢大学出版会  平安後期の歌僧、俗名は佐藤義清(のりきよ)、鳥羽上皇に北面の武士として仕えた、のち23才で出家、全国を漂泊、その生活体験に基づく述懐歌は、わかりやすくて、秀歌が多い。特に山桜に執心し、桜の歌人として著名。  西行は、「年たけてまた越ゆべしと思いきや           命なりけり小夜の中山」と詠みました。  名古屋から東海道を東へ進むと静岡県の掛川の東に小夜の中山があります。ここは

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【西行】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【慈円】

           30 慈円(1155~1225) まぶさび記 空海と生きる 篠原資明著 株式会社弘文堂  心遣(や)るという言葉は、慈円から借りたるものだ。「四天王寺百首歌」跋において、慈円は次のようにしるしている。「心をやりたる事は歌のならひなれば」と。これは、慈円が歌の本質を心遣るところに見ていたことをあかすものだろう。  自らを「マメヤカ歌ヨミ」評した慈円自身の歌も、一首だけ、次に引く。   うき世いとふ心の色を人はみよ ちる言の葉をよそにおもはで  この歌は、言語表現に心の色そ

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【慈円】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【明恵上人】

          29  明恵(1173~1232) 諸流生花指南 琴松文雄・松幸斉理参 明治41年 博文館 松月堂古流と申すは栂尾の明恵上人を流祖といたし。……  20ページ 正花挿法の極意 小林鷺州 大正9年 花同会  元興寺に護命僧正(749~834)と云う坊さんがあった。…花の形に規矩をつけられたのが、地水火風の四體(たい)であって、即ち『主、令、補、佐』と云うのがそれである。 栂尾山に明恵上人と云う僧があった。護命僧正が主、令、補、佐とつけられたのを慕ひ、そしてこの四體を地水火風空

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【明恵上人】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【道元】

          28 道元(1200~1253) 地域からの世界史 日本 大江一道 朝日新聞社  越前(福井県)の永平寺にのがれ、そこに道場をひらいて、きびしい修行と弟子の養成にはげんだ。                117ページ 風狂にいきる一休 鎌田茂雄 廣済堂出版  春がめぐり来れば花が咲き、秋になれば木の葉が紅葉します。その自然のありようが、法(のり)のみすがた、つまり諸法の実相なのです。(そのままのすがたを仏教の言葉では実相といいます。柳は緑、花は紅という禅の言葉です。)日本の

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【道元】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【叡尊】

          27 叡尊(えいそん)(1201~1290)           地域からの世界史 日本 大江一道 朝日新聞社  叡尊とその弟子忍性(にんしょう)(1217~1303)は文殊菩薩の信仰を説いて、貧民救済や社会事業、寺院建立など精力的な活動をつづけた。                                                                                                  117ページ 茶道入門 監修千宗室

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【叡尊】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【一遍上人】

          26 一遍上人(1239~1289) 地域からの世界史 日本 大江一道 朝日新聞社  鎌倉仏教の第三世代として、日蓮の時代とおなじころ、都市に固定されずに全国を遊行して阿弥陀仏信仰を民衆に広めたのが、一遍である。伊予(愛媛県)の没落武士の子一遍は、浄土宗の僧となり、熊野権現のお告げをうけて、1270年代から名号札(「南無阿弥陀仏決定往生60万人」と記したもの)を配り歩く遊行の旅を始め、とくに踊り念仏を創案して教線を広げた。これを時宗という。             118ペー

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【一遍上人】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【虎関師錬】

          25  虎関師錬(こかんしれん)(1278~1346) 図説いけばな体系2 いけばなの文化史Ⅰ 監修川端康成他 角川書店 虎関師錬は『元亨釈書』の著者である。その著書の成ったのは次のようなわけがある。  若いころ、元から渡って来た一山一寧(いつさんいちねい)(1247~1317)に逢い、その問いに対して中国のことは知らぬものはなかったが、わが国の事跡についてはしばしば応対に苦しんだので、それから国史を繙(ひもと)いてついにこの書が成ったのである。彼は学問のみならず、また趣

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【虎関師錬】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【吉田兼好】

           24 吉田兼好 (1283~1350) 日本道教遺跡 福永光司・千田稔・高橋徹 朝日新聞社  卜部(うらべ)氏はその後吉田氏と称し、鎌倉時代以降になると、一族から学者、文化人が輩出する。『徒然草』を書いた兼好、『釈日本紀』の兼方(生没年不詳)などはなかでも有名だ。        164ページ                                                              道教と日本文化 福永光司 人文書院  日本人の老荘思想は『懐

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【吉田兼好】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【佐々木道誉】

           23  佐々木道誉(高氏)(1302~1373) 茶の考古学 茶人・茶樹・茶魂 荒勝淑子著 茶道研究庵蔵会  近江国の守護大名、佐々木道誉は、…「ばさら大名」の代表としてその名をのこしている。…「東山文化の書院飾り」といわれる「真」の床飾りの原型を創始し、更に唐物を茶器に見立てて後世に名物を伝えた元祖でもある。  香や能などに対しても「相当の鑑賞眼をそなえていたことは、世阿弥(1362~1443)の証言[申楽談儀]もある」(『太平記』永積安明著、岩波書店)という。最先端の

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【佐々木道誉】

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【足利義満】

          22 足利義満(1358~1408) 図説いけばな 社会文化体系にみる日本花道史 久保田滋・瀬川健一郎共著 学習研究社  北山文化の中核をなしているものは禅思想で、義満の定めた京都五山(南禅寺を上位にすえその下の天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺をいう)と鎌倉五山(建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄明寺)を中心に文化活動が推進された。いわゆる五山文学とよばれる。… 平安時代の遊興的な回遊式庭園を一変させて、枯山水とよばれる新機軸の庭園を創出している。それは石組みとわず

          日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【足利義満】