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専用から兼用に、シンプルな暮らしを求めて

物を持ちすぎないことを意識するようになってから,専用の物を買わなくなった。

そうなると,できるだけ兼用できるもの,シーズンや場面を問わず使えるものに自然と惹かれる。いつのまにか,私の持ち物は兼用できるものだらけになっていた。晴雨兼用の傘や,仕事でもプライベートでも着られるカーデ,お皿もマルチに使えるものばかり残している。

専用の良さだって十分知っている。
それにしか使えない分,贅沢に作られているなと思うし,そういうものを大事に使うことが丁寧な暮らしと言えるのかもしれない。
兼用のものをメインで使うということは,専用にしかない,性能の高さやデザイン性については目を瞑る,ということでもある。

どちらがいい悪いではないが,何かを得るためには何かを捨てる,というサイクルを繰り返しているうちに,今のスタイルにたどり着いた。
案外これでも不自由なく過ごせているので,私にはあっていたのかもしれない。

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お金の使い方を見直す中で,改めて買い物の仕方や物の選び方にも意識が向くようになった。こだわりのない部分は基本的にリーズナブルなものを買い,定期的に取り替える。反対にこだわりの強い部分に関してはお金をかけてでも納得できるものを買って長く使う。

この基準が自分の中ではっきりしたことも,今の暮らし方につながっているように感じる。

安いからという理由で物を買わなくなってから,衝動買いも減った。
かといって全てを高価なもので揃えていたらすぐに破産してしまう。
お気に入りであることと,使いやすくあることはどちらも諦めなくていいのだと思う。

維持するコストと,買い直すコストを天秤にかけて,より良い方を選べばいいだけで,どちらかだけになると急に息苦しくなってしまう。
このバランス感も大事なのかもしれない。

多く持つことがステータスではない時代だからこそ,何をどう持つかということを大切にしたいな,と思う。
日々情報量の多い生活をしているので,家に帰ってからはシンプルかつリラックスできる環境でいたいのだ。



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