見出し画像

フェルメール絵画を再現する(フェルメール転生プロジェクト)第2話17世紀オランダのキャンバスを再現する

フェルメール転生プロジェクト

それは現代にフェルメールをよみがえらせ、AIを補助的に使用し、新作を製作するインスタレーションアート。新作製作の目撃者はあなたです!(*'▽')
(※ちなみにフェルメールブルーを再現した初回はこちら↓)

さて今回の動画から~

エイプリルフールですがホントの話!フェルメール転生プロジェクトついにキャンバスを再現!地味ですが、地道に進んでいます~(*'▽')

17世紀のキャンバスを再現しようと思ったら『17世紀の無名作家の絵を入手して絵の具をはがして使う』に限ります!

これはかの贋作師メーヘレンがキャンバスを作った方法です。(゚д゚)!

私はフェルメールの「贋作」ではなく「新作」を作っていくので、当時のキャンバスを再現しようと思います。(※これはフランドール地方の白亜地キャンバスの再現です。イタリアあたりでは炭酸カルシウムの代わりに石膏を使っています)

まず膠(ニカワ)を水で溶き湯煎してニカワ水を作ります。できればニカワは水につけて一晩おいた方がよいです。

炭酸カルシウムをニカワ水で溶きます。ここで白色顔料と書いてますが、調べてみるとフェルメールは白色のみでなく黒や茶色系の顔料を混ぜているケースや、顔料を混ぜていないケースもあったようです。なので顔料は混ぜなくていいかも。私も最初の一層しか顔料混ぜてないですが結構白いです。
分量は調べるといろいろ出てきますが、実際やりながら調節するのが一番です。

塗は薄目で完全に乾いてから次の層を塗ります。ドライヤー使うとひび割れしやすいかも。私は一晩おきました。10層塗ると10日かかります。それだけやっても層が厚くなるとひび割れします。でも10層くらい塗らないとキャンバスの凹凸が隠れてくれません。悩ましい。キャンバス10枚作ったら、ひび割れたときの修正もできるようになりました(お湯つけた歯ブラシでこする。騙されたと思ってやってみて)。

最後やすりがけして平らにします。あまりチカラ入れるとまたひび割れの原因になるので注意!3種くらいかけて最後手でこするとツルツルになりますがチカラかけるとひび割れるのでそこまでやらんでもいいのでは。

前回は作ったウルトラマリン最終的に使わないのかよ!(゚д゚)!ってことになりましたが、今回はこの白亜地キャンバスを使いますwむしろここまでしっかりキャンバス作ると白亜地以外で描けん!(゚д゚)!
まあジャッソ(アクリル系下地)で代用してもいいと思うけど、下地のない凸凹したキャンバスは全く別物なので自己流で油絵やって上達しない人は下地をしっかり作るところからやってもいいかもね!
次はようやく絵を描いていきます。お楽しみに!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?