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入管難民法改正案への疑問について

日本政府は11月2日、外国人労働者受け入れ拡大のため、在留資格を新設する入館難民法などの改正案を閣議決定し、衆院に提出したというニュースがありました。

おっ!もしかして?!やっと政府が動き始めたじゃないか?と最初喜んだ私は、その提案について記事を読みテレビのニュースを観たら、すぐ不安だけになりました。

その理由は、その曖昧な改正案と目的にあるからです。

◆ 改正案の内容

深刻な人手不足を解消するため、単純労働分野の就労が可能とし、日本社会が大きく変容すると可能性がある、と述べています。

関係省庁が、新資格による来年度1年間での受け入れを14業種で約4万人と想定していることが判明され、同様に、受け入れ続けた場合、在留者は将来的に数十万規模となるそうです。

◆ 在留資格が2種類として新設される

特定技能1号

・ 一定技能が必要な業務に当てはまる
・ 在留期限が通算5年
・ 家族帯同を認めない
・ 受け入れの大半占めると見られている
・ 介護や農業の業種
特定技能2号

・ 熟練技能が必要な業務に当てはまる
・ 在留期限が更新が可能
・ 配偶者と子供の帯同が可能
・ 建設業や航空業などの5業種程度に絞る方向

◆ 改正案の賛否両論

日本は少子高齢化のため、人手不足になり、どうしても労働者を受け入れる必要があります。今すぐに、日本での環境やマインドセットが変わり子供たくさんを産んでも、既に手遅れです。日本は経済危機に至っています。

ということで、この改正案がついに生まれたわけです。最初の未来への一歩としては、すごくいいことだと思いますが、曖昧すぎるため、政治家にもうちょいちゃんと考えてもらいたいところです。

人数上限を考えず、たった1年で外国人4万人にも来てもらいたいということは、政府が相当焦っている証拠でしかありません。しかし突然、この多人数が日本に住み始めたら、日本人(特にそこまでオープンではない方々)は、どのような気持ちになるでしょうか?

上限さえ定めれば、日本国民がちょっとひょっとするだろうと思いますが、人手不足の日本にとって相当の労働者が必要になるし、政府もまだその数字が分からないから、「上限なし」にしたわけなんじゃないかな〜と思っちゃいます。

そもそも、必要な労働力をどうやって手に入れるかを考える必要が以前からありました。AIを導入するか、外国人を受け入れるか、という選択2つしかありませんでした。だけど、移民に対して偏見を持っている日本人はこの21世紀に未だにたくさんいるので、外国人よりAIがいいという声があります。もちろん、自分の国民性を守るために、そうするしかないです。しかし、AI導入に時間や技術者の必要性があるため、すぐにでもできるものではありません。日本は焦っていますから、今すぐに何かしらの対策を取らないと経済的にとても困ります。

外国人を受け入れるのもいいけど、その外国人はどのような扱いされるのは、また話が別です。

政府は、様々な支援や日本語訓練の提供を考えているのですが、本当にそれだけでいいでしょうか?これは、日本で働きたくなるほどモチベーションが湧いてくるとても素敵な話に聞こえるかもしれませんが、そうやるしかありませんね。

そもそも、政府が就いてもらいたい業種は、日本人さえ働こうと思わない肉体労働の職業です。仕事が大変な割に給料が安いからです。しかしながら、社会を支えてくれている非常に必要とされている職業ばかりです。なので、誰かに働いて貰わない限り、この国は破壊します。

ちなみに、このような仕事をどのような外国人がやってくれるかと考えてみると、中国や東南アジアなどの物価が安い国の人達が殆どになるでしょうかね。出稼ぎで、日本までに来て、見知らぬ国で苦労しながら数年頑張って、稼いだお金で、母国に帰るか、日本に残るか、という形になるでしょうね。

ただ、政府に使い捨てなんてしてほしくないので、この改正案についてもうちょっと考えて、より詳しいことを決めてもらいたいですね。これから日本に来る外国人のために、日本という国のために、ちゃ〜んと考えてほしいです。

そして、日本人の皆さんに気づいて分かってもらいたいことは、来るのは奴隷でもなく労働者でもなく、人間なのです。だから、見下したりしないでほしいです。これからも日本までに働きに来る外国人は、日本で頑張りながらこの国を支えてくれるとても貴重な人材になるからです。

そもそも、日本での労働問題は、環境にあると思います。何故かと言うと、日本という国は日本人でさえ大切にしないからです。だって、日本人も好きで残業をしているわけじゃいでしょう?できればもっと暇な時間、休暇があればいいのにと思ったりするでしょう?過労死したいとか思ったことがあるわけないでしょう?

なので、やることの順番が間違っているんじゃないかなと、つい思ってしまいました。何故かと言うと、まずは、労働環境を整える必要があると感じるからです。私はエキスパートとかではないですけど、国民さえやりたくないこと仕事があるなら、どこかに問題があるはずです。外国人にぶっ投げるより、自分でも働きたくなる環境を作れば色々変わるんじゃないかなと感じています。

みなさん、どう思いますか?
ぜひ感想を聞かせてください。

追伸

入管法改正案なんだけど、政治家の新しい話によると、このビザで来る外国人の滞在期間は、永住権を貰えるための期間に含まれないことになったらしい。
流石日本、国民も外国人もただの労働者としてしか見てないよな?

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