妹が政治について考えはじめたってよ!

私と8歳下の妹は、ショップ店員さんがみても、美容師さんがみても似ていない。母は特にその姉妹の思考の違いについて「私、どんな育て方したのか学会で発表するわ」というほどに似ていない。姉の私はもっぱら、Twitter政治アカウントでツイートしてるが、「お姉ちゃん、私に政治の話したら、罰金1万円だからね!!!政治の話きらーーーい。」...こんなぐあいに。

ところが、この10連休中に帰省したタイミングで私の部屋にある『檻の中のライオン』憲法をやさしく学べる本をみて「かわいー!読む読む。」と1ページ、1ページめくってはライオンさんやカバさん、ウサギさんに喜んでいた。この本の著者 楾大樹弁護士のパペットを用いた講演模様を見せると、さらに喜んで、「私がこのキャラクターのぬいぐるみ作ってあげる!」(※妹は洋裁に関してはプロ)とまで言いだした。この会話のやりとりからするに、絶対中身読んでないだろうと姉の私は思っていたので、試しに「ねぇ、ちゃんと読んだ?じゃぁ『集団的自衛権の行使』ってどういう意味?」と問題をだした。…正解。やるじゃないか。カワイイは強い。

その後、妹が東京に戻り、LINEでの会話。大好きなオヤツも節約して80円のピザポテトを食べているとのこと。非正規雇用のお給料では値上がりしたハー○ンダッツは手が届かない代物になってしまっていた。

ここで私は東京新聞の記事のリンクを送り付けた。

新宿御苑にポケモン探しにいまだに歩き回っている妹はすぐさま計算を始めた。「御苑の入場料300円×17000人でも510万円ですむのに、なんで5000万円?!ピザポテトが何袋食べられるぬん!?」計算がなんだか不思議ちゃんだが、ま、ま、ヨシとしよう。

とどめは、これ。「税金払いたくないぬん。これは病むぬん。国のお財布を管理するのはどこぬん。どうしたらちゃんと家計簿つけてくれるぬん。やだぬん。やだぬん。」ここぞとばかりに説明すると、「政治の話が嫌いなんじゃなくて、ずるい人が嫌いなんだ!と気づいたぬん!」

わかってるのか、わかってないのかいまいち心配な語調であるが、これは妹なりに大真面目に考えている模様。私からのアドバイス「選挙にいこう!」これで昨夜の姉妹の会話は終わった。

みんなで政治について考えよう!

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