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アリの世界に見る人間社会〜働きアリは早死、産卵する働きアリコロニーは崩壊する〜

こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。

生産性向上って本当に大切なのでしょうか?
生産性を上げるために、非効率な業務を減らしていくことが、当然のように世の中では良しとされています。

当たり前のように生産性、生産性と言いますが、そこから生み出しているものは、結局、お金です。従業員の余暇を増やし、仕事が楽になるための生産性ではありません。

生産性を上げることで利益率を上げることは、ビジネスの基本なのかもしれませんが、人間は機械ではないので、昨日まで10のスピードで作業していたものを急に20のスピードでは出来ません。

でも、会社が求めることは、昨日まで10しか考えられなかったことを、一気に20出来るようになれということです。それを成長だと呼んで、さも正当性があるように求めてきます。

そして、その要求に応えるのが当たり前となり、そのうち自分の限界が分からなくなって、すでに限界を超えていることに気づかず働き続けている人は、少なくないはずです。

上から求められることは、もっと効率的に行え、でも、自己管理も自分でしっかりしろです。じゃあマネジメント職の人たちは、一体、何をするのが仕事なのでしょうか?

結局、一人ひとりのキャパシティを無視した業績目標や経営体制が問題なのだと思います。限界まで走らせることが、修行であり成長と思っているのかもしれませんが。。。しかし、修行って他人のお金を増やすために身を粉にすることではないですよね。。。

ビジネスの世界では、2:6:2の法則が有名です。
アリで例えると2割のアリがよく働き、6割が日和見的で、残りの2割は全く働かないというものですが、アリの世界では、働きアリは早死にするというショッキングな記事を見つけました。

働きアリは、働かない2割のアリの分まで働くので早死にしてしまうそうです。
働かないアリは、労働せずに卵ばかり産みますが、その産まれたアリは遺伝的に働かないアリのため、そのコロニーは崩壊してしまうようです。

本来、卵を産むのは女王アリの役割なのに、働きアリの中には、こっそり産卵してしまうものもいて、産卵する働きアリが出現すると、他の働きアリは、産卵を邪魔したり、卵を破壊することも起きるようです。

それは、「産卵=働かない」となるからだそうです。

アリの生態系にも、利己的なアリがいることには驚かされました。
でも、利己的な行為をすると、結局、働かないアリの遺伝子だけが残り、コロニー崩壊に繋がるのは興味深い話です。

やはり、ワークライフバランスは、自分で守るしかないのだなと感じています。
2:6:2の法則を考えれば、全員がキャパオーバーの働きアリにはならないはずです。もし、上位2割の働きアリのポジションに自分が居ると感じたなら、仕事を見直すタイミングなのかもしれません。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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