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[週刊 未亡人生活] 復刊第2号! 大学院に入った話。ひとはこれを「学び直し」と呼ぶのね・・・



こんにちは,ある未亡人です。

はじめましての方,はじめまして。

これが復刊2号目の記事となります。


あらためて自己紹介になりますが,現在,わたしは現役の未亡人であり,都内心理系大学院に通う修士1年生です。

こちらでは,2年前までせっせと記事を投稿していたのですが,大学院進学に伴う心理学の勉強のほうが忙しくなってしまい,更新をお休みしていました。

現在は,進学した大学院の特色でもある素晴らしい教授陣から,グリーフケアやPTSD,トラウマケアを学んでいます。大学院修了後は,研究を続けながら,学んだ専門性を活かして,グリーフケアを実践していきたいと思っています。

今後はグリーフケアだけでなく,これらの心理療法の研修も受けていきたいと思っています。PEやEMDRなど,心理資格を持っていないと研修が受けられないライセンスもあるため,まだまだこの先も長い学びの時間が必要です。

あと何年かかるのかな・・・。年齢や認知と相談しながらの学び・・・。

わたしは,夫を亡くしたことで,自分自身がとても苦しい時期を送っていましたので,この先少しでも苦しんでいる方のお役に立てたらと考えて,大学院までやって来ました。

・・・と,少なくとも,大学院に入る前までは,そのように熱く考えていました。

いまはどうかな・・・。

正直なところ,毎日,とてもくたびれています。授業の多い日は朝8時台から夜9時台まで学校にいます。

出される課題の数も多いです。課題自体は難しくはないのですが,とにかく数が多い。割り当てられて,発表を担当するスライド作成の数も多いな・・・。カウンセリングの授業でもうまくやれないことが多く,ヘコみまくってます。

そういえば・・・この春,大学院の入学式で,学長がおっしゃってました。

「今日は,あなたたちを支えているスタッフの方があなたたちの数よりも多いことを実感して帰ってください」と。

入学式の会場から退場するとき,スタッフの皆さんが両側にずらりと並んで,わたしたちを拍手で送り出してくれました。

「確かに,数,多いな。今日だけ来てるサクラがいるのかな」などと思いながらも,その日は,ビジュアルだけで涙が出てきました。支えられているんだな,とも感じました。

そんな日もありましたが,いまははや11月。周りではポツポツと就職活動も始まっています。資格取得見込みの新卒が早々と青田買いをされているような・・・。

職といえば,あれは2年前くらいかな・・・noteで知り合ったかたとランチをご一緒したことがありました。

そのかたは修士も出ているし,カウンセリングなどの現場経験の長い心理職の大先輩なのですが,資格は持っていません。とろうと思えばとれたけれど,あえてとらなかったようです。

ひたすらお説を拝聴していた当時のわたしは心理学科編入したての頃でした。

「なんで今さら資格なんてとるの? やりたいことがあるのなら現場に出ればいいじゃない?」

そのかたはかなり強いトーンで言いました。

「大学院に行く時間なんて無駄だよ」と。

正直,詰問されてるように感じるばかりで,とても先輩からのアドバイスのようには聞こえませんでした。

それではどう聞こえていたのかというと,そのかたの中にも,「何かしらご自分がやってこられたことへの後悔があるんだろうな・・・」ってことでした。

そのときはまったく言い返しませんでしたが,いまならこう言えます。

「わたしはただ,学びたいのです!」と。

わたしが知らないことが多すぎるせいもありますが,心理学と臨床心理学の学びからの刺激はおびただしいです。

この半年を見ても,研究計画書の新しいアイディアが浮かび,内容がどんどん深まってきてます。

イマドキは,大学院に行ってるって話をするたびに,「学び直しなんですね!」と明るい顔で反応していただくことが多いのですが,心でそっと「学び直しならまだいいよ」って思う日々です。

毎日が新しすぎる。だからくたびれてもいる。

そんなある未亡人,15年目の秋です。飲むサプリの数を増やそう・・・
















いただきましたサポートはグリーフケアの学びと研究に充当したく存じます。