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人は自らの時間を刻み区切る

平成が幕を下ろす頃よく聞かれた平成最後、令和最初というフレーズは、どこかこじつけにしか聞こえず好きではなかった。
確かに長く続いた時代が幕を下ろす節目ではある。
しかし、新世紀へと移ろう100年に一度の晩も同じように騒がれたが、いつもと変わらぬ晩だったではないかと。

が、販売時に着用する使い古した紙帽子を、もう少しで4/30だからと使い続け、5/1に新しいものに替えて満足した自分も結局いっしょだ。
この紙帽子、実は正月に新調しようと思っていながら忘れ、次は新年度に必ずと思い直してまた見事に忘れたものだったが、ここまで書けば節目を意識しまくっているのはバレバレだし、最終的に無事替えることができたのも、時代が替わったおかげだ。

区切りというものはやっぱり重要なものなのだ。
時代が代わったとて日常の何が変わるわけではないが、だからこそその膨大に続く日々を年や時代で区切らなければ、たゆまず前進していくことはとてもできまい。

人は自らの時間を刻み区切ることで、それまでの歩みを確かめ、また次の新たな目標を見据えることができるのだろう。

(2019/5/2記)

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