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アイディアを量産する方法

まわりに一人はいるアイディアマン。同じように生活しているのに、彼らはどこから「ヒラメキ」を得ているのか。

まりこさんから学んだことを書いてみます。

※この連載は、ボクが新卒でお世話になった「吉原 アスマラ まりこ 元社長」との回顧録です。
まりこさんは、ボクの「もう1人のお母さん」です。インドネシア人とのハーフで、インドネシア在住。外資系転職に強いJACグループのインドネシア支社、JACリクルートメント インドネシアを設立。今はエンジェル投資家として、インドネシアと日本をつなぐ事業を展開中のバリキャリです。

※noteのマガジンにまとめていきます。


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まりこさんの教え 3つ目 【写真を撮れ】
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まりこさんと外出すると、「写真を撮れ」とよく言われていました。

外出した先で、面白いと思ったこと、感心したこと、すごいと思ったこと など
そういった興味の引いたことを写真におさめておきなさい、と。

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理由は3つ

①ビジネスの改善のヒントになる

②人との会話のネタになる

③自分の情熱の対象や方向性がわかる

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この「写真を撮る」という行為は、続けてきていて本当に良かったなと思っている習慣の一つです。

どこか旅行に行ったとき、仕事していてふと気づいたとき、街中を歩いているときなど、
どんなときでも「お?」と思ったことは、その時、自分が求めているものだったり、興味があるものだったりします。

だからこそ、自分の考えを整理するのに有効です。

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このところ、外食に行けないので、僕はよくテイクアウトを取ったりします。

すると、お店によっては「ありがとう」という手紙が入っていたり、次に店舗に食べに来てくれたら使えるクーポンを配っていたり、

そういうのを見ると、すぐ写真です。

お!これ会社で使えそうだなって、丸パクリします。電車の中吊り広告のキャッチコピーも、パクります。

通常は大なり小なり、自社に合うように調整します。でもたまに、社名を変えるだけ、なんてこともw

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ボクは今の会社で、おもしろい視点を持っている、と評価してもらっています。これは、もっぱら、写真を撮る習慣から来たものだと思っています。

ボク自身は何も創っていないです。

セールスレターだって、キャッチコピーだって、丸パクリしてるだけなのに、評価があがるならありがたいです。

これが、写真をとるべき理由の1つ目【ビジネスの改善のヒントになる】です。

直接的に「ヒラメキ」につながる効用です。

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まりこさんとミーティングに参加していると、ポンポン、ポンポン、アイディアが出てきます。
新ビジネスのアイディアもあれば、小さな改善のアイディアも。相手に一緒にやりましょうと誘うこともあれば、相手へのアドバイスとして、私だったらこうするかもと提案することも。

つぎつぎアイディアが出てくるのは、写真を撮りためて、「引き出し」が大量にあるから。
だれかと話していると、ポンポン、引き出しが開きだして、あたかもすごいアイディアマンに見えますが、おそらく、全部が全部、まりこさん自身で考えられたものじゃないはずなのです。

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これは、このまま写真を撮るべき理由の2つ目【人との会話のネタになる】にもつながります。

ためてきたヒントやアイディアや「引き出し」は、相手に提供できます。

他にも、まりこさんは、ミーティングやイベントのあとには、よく参加者全員で写真を撮っていました。

もちろん、商談で写真は少し変なので、その場の雰囲気によります。必ず撮っていたというわけではないですが、よく撮ります。

そして、その日のうちに、写真と共にお礼のメッセージを送ります。確かに、お礼だけが機械的に送られてくるより、個人的には嬉しいものでした。

つい先日のこと、まりこさんから3年前に撮った写真が送られてきました。まったくの突然です。まりこさんと、ボクと妻と、3人で撮った写真です。妻をまりこさんに紹介したときに撮りました。「大切な思い出」という言葉を添えて、送られてきて、ほっこりした気分になりました。こんな使い方もできます。アルバムを整理していて、思い出したら、ふとメッセージしてみる。嬉しくない人がいるでしょうか?

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ボクの場合は、スクリーンショットも活用しています。記事を読んでいて、この人の考え方、めっちゃ面白いな!と思うと、スクショして、妻に送りつけたりしています。こういう夫婦関係、こういう教育論いいよねって。

自分で言葉にできない考えを共有できるのは
言葉にされなくても察しろ!忖度しやがれ!的な文化の日本においても、とても便利だなと思います。

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最後に、3つ目の理由【自分の情熱の対象や方向性がわかる】について

ボクが上述したように、キャッチコピーや広告に興味をもつのは、今そういう仕事をしているからです。

塾講師として子供達に勉強を教えていますが、会社に一番求められているのは、営業・広報関連の業務です。

まりこさんにお世話になっていた新卒時代は、営業や広告は苦手で、
本当にやりたくなさすぎて、言い訳して逃げてばかりいました。

けれど、今は、どうやって人に認知してもらえるかにアンテナが立ちまくっています。

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また、ボクは昔から自己啓発のようなものに興味があり、ビジネスや経営にも興味があります。写真やメモもたくさんあります。

マンガを読んでいて、めっちゃいい言葉!と思ったものも、たくさん写真をとってあります。

でも、最近気づいたところだと、部下や同僚をモチベートするようなマネジメントには、全く興味が湧きません。

チームマネジメントとか、プロジェクトマネジメントとかそういう分野ですね。
ビジネスや経営だけでなく、生徒の成績アップにもあると便利なスキルでしょうが、興味がないんだからしょうがない。

ボクは「もし あなたが やりたいなら一緒にやろう!協力もする。けど、やりたくないなら、やらなくていいよ?」というスタンスです。

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代わりに、生徒には勉強って楽しいんだよ!と、本当に楽しそうに、伝えるようにしています。

マネジメントにアンテナが立っていないと気づけたからこそ、対策が打てる。これも、写真の効果だと思っています。

ただ、念のために、弁明しときます。

目標の必要性や、習慣の作り方など、個人の自己啓発にある分野はすごーく興味がある対象です。

だから、生徒にも伝えるようにしています。

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先日「選択と集中」するために、目指すべきものを決めましょうよという話をかきました。

目指すべきもの、目標、夢、情熱を向ける先 など

言い方はなんでもいいのですが、自分が今なにに興味をもっているのか、写真を取ることで浮き彫りになってくる感覚があります。

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つまるところが、メモやノートと同じです。2年ほど前に『メモの魔力』という本が流行りました。それ以外にもノートのとり方など、似たような本がたくさんあります。メモでも、ノートでも、日記でも、写真でも、形式は何でもいいので、気づいたことを記録する習慣を身につけることをオススメさせていただきます。

■■今日の教訓(ポイント)■■

3ステップです。

a) 何かに気づく、もしくは興味をひかれる。

b) 写真を撮る。もしくは、別の形式で記録する。

c) その場で、なんで興味をひかれたのかを考える。できれば書き留める。

ポイントは、寝る前にまとめて思い出して処理するのではなく、
その場その場で、1日のうち何度でも気づいたら気づいた分、全部記録しておくこと。

すると、新たな自分に気づけるかも。

■■以上■■

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