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クリエーターと収入、彼らは満ち足りた生活ができているのか?

はろーこんばんわ。

自分らしく生きていく。

そんな欺瞞に満ちた売り言葉が
あふれかえっている今の世の中で、
クリエーター経済という
言葉もあるみたいです。

では、
自分らしく生きていると思われる
クリエーター(以後クリエイター)は、
満ち足りた生活をできているのでしょうか?

今回はわかりやすい、
収入という観点で
考えていこうと思います。




◆クリエイターと収入の額


まず、
クリエイターの収入について
見ていきましょう。


出典はこちらです。

これだけ見ると、
クリエイターというのは
それなりに稼げているような気がします。

しかしこれはトリックで、
半数は月20万以下の収入です。

そして、
月20万以下の収入では
生活は共働きや、
親と暮らさない限り
なかなか厳しいでしょう。

また、
20万以下50万未満は
見た目はいいですが、
税金を考えると
3〜4割持っていかれます。

実質的な手取り額は、
だいぶ少なくなるでしょう。

というわけで、
裕福な生活ができるのは
全体の20%程度。

それでも、
悪くはないような
数字に見えますね。

でも、
ここには大きな落とし穴が存在します。


◆自由に見えて、自由じゃない


クリエイターの収入は、
実質的にプラットフォームに
頼り切りというのが大半です。

YoutubeやTiktokなど、
コンテンう配信をするための
仕組み側に頼り切っており、
それらの胸先三寸で
収入が決まってしまいます。

特に保証はなく、
いつまで続けられるかは
わからない。

また、
広告宣伝など
様々なこともプラットフォームに
頼り切っています。

Youtubeのおすすめ、
Twitter等での告知。

それらと切っても切れないような
関係にあっており、
もしそれらで名声を失えば
何もかもなくなってしまいます。

クリエイターは自分らしく、
一見自由に見えますが
実際には

・プラットフォームと
 コミュニティに
 縛り付けられている存在

もちろん、
彼らには技能があるのですが
さりとてその技能は

・競争相手がたくさん、
 あまりにもたくさんいる

なので特段優位性がなく、
オンリーワンともてはやされている
人物でさえも、
何かあればすぐに
取って変えられてしまいます。

恐ろしいことに、
いくら一時期でガッと稼いでも
一時的な収入だと、
税金やいろいろなことで
あっという間になくなる。

継続的に得られるものでないと
なかなかに生活を続けるのは難しいです。

三億稼いだからハイ引退、
というわけにはいきません。

そもそも、
価値というのは他人が
価値あると思えたからであり、
収入は他人がいなければ存在しない。

その時点で、
自分らしくとか
なんだとかって意味不明になります。

他人に合わせるということが、
収入に置いて重要になるからです。

ニーズとかそういった言葉で
おためごかしをされていますが
現実はそうでしかない。

自分だけでモノを売ろうとしたら、
より一層そうなっていきます。


◆他者は都合の良いことしか言わず、自分は都合の良いことしか見ない


人は他者に対して、
都合の良いことしか言いません。

プラットフォーム運営側は、
稼げる稼げる、
自由で自分らしくなんて
美辞麗句を並べてきます。

しかしそれには並々ならぬ
努力が必要であり、
たくさんの人と競争をして
ようやく稼げるようになる。

そして勝てても、
プラットフォームがどれだけ
気が変わらずに済むかもわからない。

もしYoutubeやFanboxなんかが消えたとき、
同じような収入を維持できる人は
多くはないでしょう。

何よりも、
クリエイターというのは
贅沢品を作る職業であり、
なにかあればまっさきに
節約されてしまうモノです。

精神的な充足といった面はさておき、
収入という面では
額が安定していないこと、
あまり多く稼げないこと、
未来がどうなるか怪しいので
ちょっと難しい職業だなと
わたしは思います。

クリエイターをすることが
とても楽しい人でなければ
皆がいう、もしくは思うように
よいものではないように思います。

華々しく見えるのは
ただの誘蛾灯であり、
それによって
エリートを選別しているだけという
事実から目をそらしてはいけません。

それではまた。

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