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カナダ暮らしでつくづく「始めてよかった」と思うこと

カナダ生活11年目のWakeiです。

12月もあっという間に過ぎ、クリスマスも目前になってきましたね。
皆さんはクリスマスをどう過ごされるのでしょうか?

クリスマスは孤独な日だった

私はカナダに特に親戚もいないし、恋人もいないし、友人たちは家族や恋人、親しい友人家族と過ごすので、長らく案外寂しいクリスマスを過ごしてきたように思います。

クリスマスはお店もほぼ閉店するので買い物や外食、出かけるところもなく、町は静まりかえり、食料をちゃんと準備してないと悲惨です。

そんな私のクリスマスでしたが、ここ数年は忙しくて嬉しいクリスマスに変わってきました。

クリスマスが1年の大切な日に変わった

その転機はカソリックの教会のクワイヤーに参加するようになってから。

4年前に教会のミュージック・ディレクターをしていた友人の誘いで、クワイヤー(聖歌隊)に入ってから、毎週日曜のミサやイースター、クリスマスと新しい歌を覚えたり、練習したり、忙しくなりました。

とりわけクリスマス・イブのミサは1日に数回のミサがあり、翌日もミサがあるので、ミサで歌っているだけでクリスマスのほとんどが終わります。

歌の練習中

大好きな歌をクワイヤーで歌うと一般席からも深い声となって返ってきます。大勢の人といっしょに神聖な心持ちで歌う時間はなんともいえません。私はクリスチャンではありませんが、平和や幸せを祈り、感謝するパワーが湧き上がってくるのを感じます。

教会の天井の高い建築もオルガンやクワイヤー音楽も祈りの声も、香の煙もロウソクの火もステンドグラスから差し込む光も凛として美しい。

そんな素敵なクリスマスを味わえ、その中の一つになっていることがすごく嬉しい。私も心を込めて歌い、みんなの幸せを祈ります。

こんな風にクワイヤーで歌いだしてから、私にとってもクリスマスが大切な日になりました。

クワイヤーに入ってよかったこと

さらにクワイヤーに入ってから、人間関係でクワイヤーの仲間に自宅のパーティやお茶に誘われるようになったり、英語面でも単語の意味、英語の発音にも注意がいくようになったり、上手く歌えるようになりたくて声楽にも関心が広がってきました。

今年の夏はアイルランドに引っ越した友人が夏休みにカナダに遊びに来たので、クワイヤーメンバー数人のガーデンパーティーに誘われたのは忘れがたい思い出です。

讃美歌では「Divine」という言葉がよく出てくるんですが、意味は神。
先日、こちらのアニメサイトで「モブ・サイコ」の神樹(巨大ブロッコリー)をDivine Tree と訳されているのを見て思わずニンマリしました。
 
英語の発音と声楽との関係についても実際にクワイヤーで歌ってみると自分の歌い方、発声が違うことに気づきますが、それが日本語独特の癖によるものだということに実感として気づきます。

そして何よりも大好きな歌を週に1回思いっきり歌える機会であり、心を落ち着けて祈ることは、私にとって効果的な心の筋トレ・瞑想タイムかもしれません。

海外生活「好きなことのグループ」に入ってみるのはおススメ

カソリックの教会のクワイヤーとの出会いは私にとって大きな転機でした。

正直なところ毎週の英語の牧師さんの話はよくわからないし、カソリック信者になりたいか、そうは思っていません。
でもキリスト教や教会、その信者の方の素晴らしさはわかりますし、私を快く受け入てもらい心から感謝しています。


キャンディケインのペパーミントチョコレート

私はたまたま教会のクワイヤーでしたが、海外生活でも自分の好きなことのグループに入ってみることは、自分の世界を広げたり、深めてくれます。

好きなことで共通点もあるので、言葉のハンディもカバーしやすいし、言葉にも興味が湧きやすいし、親近感もあり、友人にもなりやすいです。

そして何と言ってもいっしょに楽しめる大きな強みがあります。

海外でも勇気を持って、自分の好きなことを始めてみる、グループに入ってみる、おススメです。


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