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#30 ひとつで経験

最近、ちらほら聞く言葉がある。


「かわりにやってくれてるね。」


これは、昨年12月タイのエコビレッジで開催された集まりに参加してきてくれた我が家の紅一点が持ち帰ってきてくれたものだ。


タイのエコビレッジGaia Asylumには世界中から実に様々な人が人種も国籍も年齢も越えて一同に介した。

一つの巨大なパズルをみんなで別々の箇所から取り組んでいる感覚


それが彼女が文字通り地球の隅々から集まった願いをともにする人々に直接会って感じたことだった。


自分にはわからないところできないところをやってくれている人がいる。


そんな体験をしてきてくれた人が暮らしを作るからか、気がつけば僕の口からも「かわりにやってくれてるんだね〜」と出てくるのだ。


今年に入り、どこか決まる感じがした。


今までは、あの人のように人生を歩むにはどうしたらいいか、あんな暮らしになっていくには何が足りていないんだ、知識なのか経験なのか技術なのか

と、なんとなく自分の人生を受け入れられなかった。

隣の芝生は青い、ではないが、基本的に自分の現状を比較のなかで下におく傾向があった。あっちに進んでいたらこうだったかも、そんな後悔の念もそういえばよく湧き上がっていた。


ところがどこかであきらめがついたのか、気がつけば自分は自分の道でいいな、と思うようになったのだ。


そのきっかけの一つは確実にGaia Asylumからの贈り物な気がしている。


自分がその人のようにならなくても、自分の代わりにその人が既にそのやり方でやってくれている。ならば自分は自分は自分にできることを精一杯やればそれでいい。


僕らは大きなパズルをみんなで解いている。


なんだか本気でそう思うようになったのだ。


色んな職業、色んな体験や経験、厳しいものから物足りないものまで、誰かが自分にできない部分をかわりにやってくれている。なんと頼もしいことだ。

この家に生まれ、あの親をもち、あのように育ち、あんな出来事に遭遇し、なぜだかそのように感じるようになっていて、そのように人生のコマを進めることになっていた。

当たり前だけれど、一人ひとり違うようにできている。ちゃんと個性的になるようになっている。

安心してそれぞれがその個性的な人生を生きればいいのではないのかと思います。



※ぼく、おしゃべりは、珈琲も好きなのですがお醤油も好きになってしまい只今勉強中。
醸造のお勉強代をギフトしてくださる方いらっしゃれば、とっても嬉しいです!😊









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