WORTH JE REVIENS
今回は香水です。レトロなファッションにはレトロな香りが似合う。
この香水は三島由紀夫が美輪明宏にプレゼントした香水なのだとか。三島由紀夫が自決する数日前に美輪明宏の楽屋を訪れたそうです。正装して真っ赤なバラの花束を抱えながら。この時バラの花束と一緒に香水をプレゼントしたのかは分かりませんが、これがきっと最後の挨拶だったのかと思うと悲しいけれど美しい。私はこのエピソードが好きです。
ちなみにこの香水は5部作になっていて
全て揃えるとひとつの物語が完成する。なんともロマンチックですね。戦時下の外国で、出兵する男達が妻や恋人に
「ジュルビアン」をプレゼントしたのだとか。同じ香水でも身に付ける人によって、その香りは違ってきます。それぞれの恋人達のそれぞれの物語。生きて「再会」が叶った恋人。叶わなかった恋人。そこにはどんなドラマがあったのでしょうか。こちらも戦争は悲しいけれど、とてもドラマチックで美しいエピソード。
この香りはレトロファッションとの相性バツグンです。
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