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【勉強系25】インプットとアウトプットの割合(社会人の勉強法)

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はじめに

春になり、私が関わる会社の多くでも新入社員が入って来ました。
新卒でも中途でも、新しい会社に入るというのは緊張するものです。
そして、新しい会社に入ると、原則としてその会社の業務内容を一から学び直す必要が出てきます。
そのため、少なくとも半年程度は忙しい日々が続くと思います。

ゴールデンウィークが終わった今日においても、まだ仕事を覚えきったという人は少ないと思います。

学生の頃と同じように、社会人になっても勉強は続きます。
定期考査やレポート等はなくなりますが、代わりに人事考課と昇進・昇格・昇給・降格・減給などが発生します。
給与に直結している分、学生の頃よりも厳格な評価と言っていいでしょう🙄

会社によって人事考課の基準(評価基準)が全く異なるので一概には言えませんが、転職市場全体で見ると、資格や学位等を取得し、経験を積んで自己の専門性を高めた人の方が、転職後の年収も上がる傾向があります。
そのため、優秀な人ほど日々の学習を欠かしません。

しかし、社会人の場合は平日は最低でも8時間は業務に拘束されるので、勉強する時間はなかなか取りづらくなります😱
だからこそ、インプット(学習)とアウトプット(実務)のバランスを考える必要が出てきます。

そこで今日は、インプットとアウトプットのバランスについて私見を述べていきたいと思います!
若手の皆様の参考になるかわかりませんが、おっさんの一見解としてお読みいただけると幸いです。


1.インプットとは

まずはインプットを定義しましょう。
インプットとは、直訳では「入力」という意味です。
これが派生して、ビジネス用語として「新しい情報や知識を学ぶこと」をインプットと表現しています。

本記事でもインプットとは、新しい情報や知識を学ぶことをいいます😁

したがって、インプットには様々な類型が生まれることになります。

・書籍で学ぶ
・講義で学ぶ
・インターネットで学ぶ
・社内研修で学ぶ
・先輩から学ぶ(OJTなど)
・YouTube等で学ぶ
・同僚との対話で学ぶ
・業務を通して学ぶ
・聴いて学ぶ(リスニング等)

など

インプットと一言で表現しても、その中身は本当に様々で、上記のとおり、学ぶ手法はたくさんあります😁
これらの手段は学ぶ学問分野、資格の種類、本人の性格等によって向き不向きが出ます。
そのため、インプットの達人になるためには、上記のようなインプットの手法をよく理解し、学ぶ対象や自己の性格に応じて使い分ける必要があります。

東大や京大の方々の多くは、上記のような手段をいくつも持っており、それを適宜使い分けているのです。
その使い分ける能力が高いことに加え、インプットにかける時間が単純に多いから、人よりも早く、効率的に情報を脳内に詰め込めています。

確かに、脳の品質によって多少の効果差はありますが、インプットに関しては原則として「技術」なので、持って生まれた才能が無くても、熟練するほどやり込むことで上手になっていきます。
数年間勉強漬けの生活を経験すれば、嫌でも上達していくので、常に創意工夫を凝らしましょう。

そして、勉強の技術は一度身につけてしまえばどの分野にも応用が効きますから、一生使えるスキルの一つです。
社会人になると短い時間で多くのことを記憶しないといけないので、できれば20代前半までに身に付けておきたいスキルといえます。



2.アウトプットとは

続いて、アウトプットとは、本来は「出力」という意味です。
これが転じて「インプットした知識を実務で活かすこと」という意味で使われます。
短い言葉で表現すると「実務」そのものです。

アウトプットにも様々な類型があります😁

・本業実務で活用する
・部下や同僚に教える際に活用する
・転職で活用する
・出世で活用する
・事業を興す際に活用する
・副業で活用する

など

アウトプットの手法も人によって様々です。
「実務」という概念が非常に広いので、活用場面は無限に存在すると言っても良いかもしれません。

なお、アウトプットに関してはインプット以上にセンスが出ます。
インプットは勉強という技術なので、経験を積めば通常は時間に比例して上手になっていきます。
どんなに不器用な人でも、継続さえできれば誰でもある程度はできるようになるのが勉強です。

しかし、インプットがいくら上手でも、アウトプットは一向に上手にならないというケースが頻繁に発生します。
学歴や学校の成績はすこぶる良いのに、実務界では全く機能しない人材が多いのもこの例の一つです。

学校の成績というのは、インプットの上手さである程度高くなります。
インプットで得た情報どおりの回答をしていれば◯がもらえるからです。
しかし、実務ではインプットで得た知識を実在する事例にあてはめて、応用して考えないといけません
そのため、学校の試験とは異なる技術が必要になります🤔

したがって、ビジネスの世界で活躍しようと思うのであれば、日頃のインプットに工夫が必要です。


3.社会人のインプットの性質

社会人になってからのインプットは、学生の頃のインプットと性質が異なります。
社会人になってからのインプットは、アウトプット(実務)で活かさないとほとんど価値がないのです😱

もちろん、教養としては意味があるかもしれませんが、ビジネスはそういう数値化されないものを評価するようにできていないので、教養とビジネスは区別して考えないといけません。
社会人に要求されるインプットは、あくまでもお金に替えられるようなインプット、つまりはアウトプット(実務)で稼げるようになるためのインプットです。

そのため、学生時代のインプットや資格試験のように、試験に出題される問題の傾向(出題者の癖)をつかみ、それに従った対策をしていればある程度の成績が取れるという単純なものではありません。
社会人に求められるインプットでは、良い成績を取ることや資格の取得等がただの通過点なるのです。
学位や資格は持っていて当たり前で、それを実務でどう活かせるのですか?というレベルまで問われます。

こうなってくると、ただの詰め込み型の学習をしているだけでは対応できませんよね😱
そこで、アウトプットを意識したインプット技法を身につける必要が出てきます。

社会人の皆さんは、今学んでいる情報を実務で使うとすればどうやって使うのかを常に意識して学ぶべきです🤔
これをやれるかどうかでアウトプットの質に雲泥の差が出ます!

実務の世界で活躍している専門職の皆様は、アウトプットを意識したインプットの達人です。
常に実務を意識しているので、学ぶべきポイントを早期に取捨選択し、効率よく情報を詰め込んでいきます。
実務で使わない知識を大胆に削り落として実務で活用し得る情報だけを厳選して記憶しているのです。

それに加えて、普通の人なら「これは実務では使わないな」と思うような情報でも、上手に活用して「実務に繋げる」能力にも長けています。
日頃から実務でどう使うかばかり考えている人たちなので、どのような情報でも繋げ方を思いつけるのです。

専門書をただ読み進めていると苦痛ですが、実務に則した読み方をしていると「生きた情報」として脳内に入ってくるので、記憶の定着率も高いです。
実務界で活躍する専門家の皆さまが、なぜ活躍し続けられているのかがわかりますね🙄
インプットの方法からして他の人達とは違うのです。



4.社会人の理想的な勉強法

上記のようなインプットを続けていると、インプットとアウトプットの区別が極めて曖昧な状態になります。
自分が今行っている勉強が、インプットなのか、それとももうアウトプットの一部なのか、よくわからんという状態になったら最高です。
それこそが社会人の目指すべき姿だと思います😁

例として、簿記を学び始めた若手社会人のケースを考えてみましょう。
簿記の勉強を始めるときは、多くの人が簿記3級から始めると思います。
簿記3級は、基礎的な勘定科目を覚えること、簡単な仕分けを記憶することからスタートです。
そして、ある程度3級の学習が進んでくると、PL(損益計算書)をかろうじて見られるようになります。

このあたりから実務を意識し始めるべきです😁
日頃の業務で目に入ってくるすべての物品を勘定科目で表したらどうなるのか、自分の所属する部署のPLの粗利・営利はプラスなのか、マイナスなのか、一人あたりの法定福利費の平均値はどの程度か…などを気にするようにしてみると良いでしょう。
営業を担当しているのであれば、自分が担当している商材を1つ売るごとにどれだけの売上高になり、原価がいくらなのか、粗利がどの程度あるのか、自分の給与分を賄うためには何個売らないといけないのかなどを考えてみましょう。
時間に余裕があるならば、経理に聞いたりして、自分の脳内で簡易的なPLを作ってみるのもありです!

このような活動を続けていると、インプットかアウトプットかの境目が曖昧になっていきます。
日々の実務でも会計の要素が見えてくるので、実務をやっているけど同時に会計の学習にもなっているという状態が生まれます😁
これがアウトプットを意識したインプットの一つの例です。

これができるようになると、アウトプット(実務)をしている間もインプットになり、インプット(学習)をしている間も実務に近い意識で学ぶことができるようになります。
その結果、インプットとアウトプットが一連の流れのようになっていき、時間配分や割合などがどうでも良くなってきます。

また、アウトプット(実務)の時間の多くがインプットにもなるので、相当長い時間勉強ができます。
その上でスキマ時間、可処分時間の多くを意識的にインプットに充てられたら成長速度は更に増すでしょう!

これをほんの3年継続してみてください。
おそらく劇的な成長が遂げられると思いますよ!

新卒が3年後に部長になるなんてこともベンチャーではよくある話なので、そういう早期出世を狙ってみるのもありです👍


おわりに

今日はインプット(学習)とアウトプット(実務)の割合について私見を書いてみました。
結論としては、インプットとアウトプットの境目を無くしてしまうのが一番良いと思います。

仕事の間も学習して、自宅での学習も実務を意識する。
そうやって境目を曖昧にしていけば、いつの間にか「起きている時間はほぼ勉強している」という状態になります。
さらに症状が進行すると、寝ている間も夢の中で問題を解くようになっていくので、そうなってくると常住坐臥全て勉強という素晴らしい状態になります。

こうなると単純に勉強量が多くなるので、インプットされる情報量が増加し、かつ、実務での応用方法も身につくので成長も早くなります😁
若手の皆様は是非お試しください🎵

ではまた次回。


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この記事は、株式会社WARCの瀧田が担当させていただいております。
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【著者情報】

著者:瀧田 桜司(たきた はるかず)
役職:株式会社WARC 法務兼メディア編集長
専門:法学、経営学、心理学
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