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ビートルズ一筋(ジョン推し)。リンゴの孫と同世代。日本のジョン・レノンゆかりの地におけ…

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ビートルズ一筋(ジョン推し)。リンゴの孫と同世代。日本のジョン・レノンゆかりの地における研究の第一人者。ライターとして『ジョン・レノン フォーエバー 魂の叫びと日本の心・京都編(金梅翔仁名義)』『MUSIC LIFE ゲット・バック・プロジェクトの全貌(河谷仁名義)』に寄稿。

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【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り①

 国内だけでもジョン・レノンゆかりの地はたくさん存在するが、これまで自分の訪れた場所を整理してみたくなったので、それらを各地域ごとに写真で簡単にまとめてみようと思う。  ただし、京都のゆかりの地に関しては、私が寄稿した『ジョン・レノン フォーエバー 魂の叫びと日本の心・京都編(金梅翔仁名義)』、そしてnoteにこれまで書き記した記事を参照されたい。  まずは5回ほど訪れている軽井沢からまとめてみようと思う。  ジョンは、軽井沢にやって来た際は、妻ヨーコの別荘近くにある万平

    • ビートルズとの出会い②

       前回ではビートルズに出会ったときのことを述べたが、今回はその後のことを書いてみようと思う(前回の記事は↓)  父親から借りたカセットテープを毎日繰り返し聴いていると、曲はたしかにどれも素晴らしいのだが、ビートルズというバンドは実際どんな人物でどれほど影響を及ぼしたのかがすごく気になるようになった。父親に相談してみると前に録画したビートルズアンソロジーのビデオを押し入れから引っ張り出してきたので、見せてもらうことになった。  初めて見るメンバーの動く姿、白黒だけどスーツ姿で

      • ビートルズとの出会い①

         ビートルズとの出会いは、遡ればもう20年以上前の出来事ではあるが、それと同時に、ファンになったのもそれぐらいの期間ということになる。月日が経つのは本当に早いものだ。  中学二年の冬頃、一つ上の学年である「三年生を送る会」で英語の曲をみんなで合唱することに決まった。寝耳に水だった。これまで洋楽にはまったくといっていいほど触れてきておらず、テレビのCMや番組で英語の曲が流れてきても意識して聴いてはいなかったので、洋楽に対する印象が本当になかったに等しかった。  英語に関して

        • 【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り【番外編】

           ゆかりの地巡りのまとめは前回のパート⑥で終えているが、番外編として、日本で撮られたジョンの写真と同じ場所から撮った比較画像を載せてみようと思う。 箱根編はこちらに載せてます↓ 京都編については、私が寄稿した文藝別冊「ジョン・レノンフォーエバー」に紹介してますのでそちらをご覧いただけたら幸いです↓

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        【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り①

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り⑥

           続・ジョンゆかりの地巡り【東京編】ラスト! ◎米本珈琲 ◎羽黒洞 ◎日本料理店「京味」 ◎白山眼鏡店  ジョンは直接訪れていないが、ミルクボーイというお店で飾られていた白山眼鏡のフレームを気に入り、白山眼鏡のオーナーにフレームを用意させた。ジョンが撃たれたときにかけていた眼鏡はこのときに購入したものだった。このメイフェアと呼ばれるフレームは2020年から完全復刻され、毎年数量限定で発売されている(サムネの画像は自分が購入したものである)。 ということで、 これまで

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り⑥

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り⑤

           続・ジョンゆかりの地【東京編】 ◎喫茶店「カフェーパウリスタ」 ◎洋食屋「黒船亭」 ◎豆腐料理「笹乃雪」 ◎鰻屋「たつみや」 ◎上野動物園 ◎喫茶店「アラビカコーヒー」 ◎喫茶店「クローバー」   パート⑥へ続く↓ パート④はこちら↓

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り⑤

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り④

           ジョン・レノンゆかりの地がもっとも多いのは東京だ。それもそのはず、ビートルズのメンバーとして初めて日本に降り立った地が東京であり、そのあとも来日の際は必ず東京のホテルに宿を取っている。妻ヨーコのゆかりの地もたくさんあるので思い入れもあったことだろう。  ジョン・レノンゆかりの地巡り【東京編】として3回に分けて 過去に自分が巡った順にまとめてみようと思う。 ◎日本武道館 ◎ザ・キャピトルホテル東急 ◎オリエンタルバザー ◎ホテルオークラ ◎ミルクボーイ ◎歌舞伎

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り④

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り③

           ジョン・レノンは、1978年来日の際は箱根にある富士屋ホテルで宿泊している。このホテルは万平ホテルと同じくクラシックホテルと呼ばれているので、こういう歴史あるホテルに惹かれていたということだろう。宿泊の際は、箱根湯本のあたりも散策していた可能性は高いと思う。  ちょうど私も去年の年末に2度目の箱根を訪れているので、第三弾は箱根にスポットを当ててまとめてみようと思う。 ◎富士屋ホテル ◎桃源台 ◎箱根湯本  ほかにもジョンは同じ系列の富士ビューホテルにも家族で宿泊して

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り③

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り②

           ジョンにとって軽井沢は特別な場所だったのは間違いないが、当時小野家が住んでいた湘南も熱い思いを抱いていたに違いない。  ちょうど先日、神奈川のジョンゆかりの地巡りをしてきたので、今回は湘南、鎌倉、横浜に焦点を当ててみようと思う。 ◎湘南 辻堂駅から南下した場所にかつてあった小野家の住居。現在、屋敷の跡地は住宅街に様変わりしている。私も寄稿したジョン・レノン フォーエバーを片手に、なんとか探し当てることができた!  江ノ島には3年前に訪れているが、海を見ながらジョンとショ

          【聖地巡礼】日本におけるジョン・レノンゆかりの地巡り②

          ジョン・レノン日本での足跡◎1971年編

           ジョン・レノンが日本に訪れたのは、ビートルズ来日公演のときも含めて計5回。そのうちの2回目、つまり1971年1月の来日から今日で53年。ジョン・レノンの日本ゆかりの地について研究している身でもあるので、せっかくなので自分なりに当時の来日時に訪れた場所などを考察してみた。 ※私の寄稿本『ジョン・レノン フォーエバー 魂の叫びと日本の心』と、レコードコレクターズ増刊『Love JOHN LENNON』という本にもこのときの来日について詳細に書かれているのでこちらも参考にさせてい

          ジョン・レノン日本での足跡◎1971年編

          「ジョン・レノン フォーエバー 魂の叫びと日本の心」に寄稿したときの思い出

           いわゆるライターデビューしたときの話。  今からちょうど3年前、河出書房新社が出しているKAWADEムック「ジョン・レノン フォーエバー 魂の叫びと日本の心」という本が発売された。  この本では主にビートルズの元メンバー、ジョン・レノンが日本で受けた影響や、来日で訪れた名所などが紹介されている。  その中で私が寄稿したのは「ジョン・レノンが歩いた日本〈あこがれの京都〉」という部分。  だが、まったくの無名で、しかもライター経験もないこの私がなぜ寄稿できたのかというと、

          「ジョン・レノン フォーエバー 魂の叫びと日本の心」に寄稿したときの思い出

          ジョン・レノンゆかりの地『直指庵』

           今日は京都嵯峨野の最奥地にある直指庵へと足を運んだ。  今のちょうど紅葉の時期でもあるのだが、自分が行った目的はただ一つ、ここがジョン・レノンゆかりの地だからである。  ジョンの死から数年経った頃、ヨーコとショーンはジョンが京都に訪れたときの地を巡る旅をしていた。そのときの写真が残されている。   この場所を、ある方からのご依頼のもと、いったいどこで撮られたものなのかずっと調査をしていたのだが、去年ようやくそれが判明した。  玄関の写真の右側にある看板をヒントに探した結果

          ジョン・レノンゆかりの地『直指庵』

          短編小説『オー・マイ・ラブ』

           比叡山延暦寺の東塔にある大講堂に赴くと、斎藤さんの顔が奇妙に色づき出した。さっそく入り口付近に駆け寄ったかと思えば、彼女は講堂の石段の上に置かれた木製の階段にいきなり座って、拳を上げてみせる。 「何スかそのポーズ」 「ねえ、正面から撮ってくれへん?」 「えっ、ああ、うん、ええッスけど」  亮は言われるがままスマホを手に取り、カメラモードに切り替えて、斎藤さんにレンズを向ける。 「うーん、ちょっと見下ろしすぎかな。もうちょっとカメラ下げてくれへん? あ、あともうちょっと……そ

          短編小説『オー・マイ・ラブ』

          ビートルズの新曲『Now And Then』&シン赤青盤について語る

          ビートルズの27年ぶりの新曲「Now And Then」が11月3日に発表された。 思えば自分は、アンソロジープロジェクトのときはまだ幼少期でビートルズの゛ビ”も知らないクレヨンしんちゃんが大好きな子供だったので、新曲として発表されたFree as a birdやReal loveはリアルタイムで聴いて感動を味わうということは叶わなかった。 それから何年か経ち、中学の英語の授業でビートルズを初めて知り、そこで先生がラジカセで聴かせてくれた「愛こそはすべて」のジョン・レノンの

          ビートルズの新曲『Now And Then』&シン赤青盤について語る

          自己紹介

          中学3年生の時、英語の授業で『愛こそはすべて』を聴いてからビートルズの虜になる。 ジョン・レノン推しで、彼が来日時に訪れたゆかりの地を巡り歩くのが一種のライフワークとなっている。 ライターとして『ジョン・レノン フォーエバー 魂の叫びと日本の心・京都編』(筆名は金梅翔仁)、『MUSIC LIFE ゲット・バック・プロジェクトの全貌』(筆名は河谷仁)に寄稿。 ビートルズおよびジョン・レノン関連で執筆の依頼があれば喜んでお受けしたい! ライブは、2002年、13年、15年、1