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【毎日note〈64日目〉】人と違う生き方は、それなりにしんどい


”人と違う生き方は、それなりにしんどいぞ。
何があっても誰のせいにもできないから”

ジブリ映画『耳をすませば』の主人公・雫の父が娘に語るセリフ。

一般的な学生が選ぶ進路ではなく、
自分がやりたい道に進みたいと言い出す娘に対して、
反対も呆れもせずに受け入れながらも、その道の厳しさを説く父。

自分自身が苦労してきたからこそ、
同じように苦労するであろう娘のことを案じての言葉。
それでも反対しないのは、その道を選んで良かったと
心から思っているからなのだと思います。

人と違う生き方。
多くの人に理解されないかもしれない。
誰にも相談できない孤独もある。

それでも、この道を選んで良かった。
そう思える幸せもある。

そして、このセリフは、
宮崎駿さん自身の想いであるようにも感じます。

アニメーターとして、人とは違う人生を歩んできた宮崎さん。
理解されず批判を浴びることも、対立することもあったと思います。
好きなだけでは続けられない、過酷な道であるはずです。

それでも、この道を選んでよかった。

そう心から思えているからこそ、
多くの作品を世に生み出し、世界中の人を感動させてこれた。

『魔女の宅急便』に登場する絵描きの女性ウルスラのセリフも、
宮崎さん自身の経験だと思います。

時々、思うように絵が描けなくなる時がある。
描いて、描いて、描きまくる。
それでもダメなら、描くのを止める。
散歩をしたり、景色を見たり、そして何もしない。
そのうちに急に描きたくなる。

誰かの真似ではなく、自分の絵を描きたい。

宮崎さん自身も絵描きであり、
セリフ以上に絵で表現するアーティスト。

人が見れば素晴らしいと思うような絵でも、
何か満足できないもどかしさがあるのかもしれません。

もう描きたくない。それでも描きたい。

私は絵は描きませんが、歌を歌うので、
もう歌いたくない、と思った時があります。
あるいは、こうして文章を書くことも、
もう書きたくない、と思うこともあります。

それでも、やっぱり歌いたい、書きたい。
そう思うからこそ、歌い続けるし、書き続ける。

物心ついたときからジブリ作品を観て育ったので、
子供の頃のように頻繁に観ることはなくても、
今でも作中の言葉たちに励まされています。


なぜこの話を書いたかというと、
駅のホームで、ある広告を見かけたからです。

「アニメージュとジブリ展」
2023年1月3日(火) - 1月23日(月)


ちょっと気になったので、年明けに行ってみたいな。。。と(笑)


人と違う生き方は、それなりにしんどい。
だからこそ、人一倍の楽しさも味わえる。

あまり長々書いていると映画を観たくなってくるので、
今回はここまで。

いつもお付き合いくださり、ありがとうございます!


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