≪今週のテーマ：他者の言動≫

あなたには他者の言動に振り回され傷付いたと感じたり、逆に傷付けてしまったかもしれないと悩んだ経験がありますか？
深く傷付くまではいかなくても、「なんで○○さんはこんなこと（他者が不快に思うようなこと）を言うんだろう…」と疑問を抱いたり、「あっ、言い過ぎちゃったかな…」と後から反省する方は多いかもしれませんね。

では、他者から傷付けられたと感じた時、あなたの意識はどこへ向いているでしょうか。

たとえば、あなたが新しい仕事を始めるために、現職を辞めるとします。
話を聞いて応援してくれる友人もいれば、「今の職場の方が給料もいいし、辞めない方がいいよ！」、「もうちょっとがんばってみたら？」とあなたの決断に対して否定的な言葉を投げかけてくる友人もいるでしょう。
確かに否定的な言葉（自分の意見とは正反対の言葉）を聞いた時、人間は傷付いたり怒りが湧いたり、時には悩んだりします。しかし、実は同じ言葉を同じ人物から投げ掛けられても印象が180度違う場合があるのです。

それは、あなたの気分（体調）が良い時と悪い時です。
気分が悪い時に正反対の意見を聞くと、自分自身を否定されているような気持ちになってしまい、時にケンカに発展してしまうこともあるかもしれません。気分が良い時なら「ふーん、そうなんだ」と簡単に流せるような些細な言葉でもです。

他者を傷付ける言葉を意図的に使う方も存在しますが、そちらに目を向けるよりも、まずはあなたがあなたの機嫌を取り、気分が悪い時はなるべく他者との会話を避けるなど、自分自身に意識を向けることが重要になってきます。
快適な生活を送るために、見つめるべきなのは他者ではなく自分自身。自分自身の心とからだを一番に考えて生活していきたいですね。