太っていても妊娠はできる。でも・・・【1】

数回にわたって私の妊娠生活を書き記す。
なかなか面白くて、つらくて、ネタ多き妊娠生活だった。

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私は俗に言う「ぽっちゃり」。
昔から体型は大きく、ダイエットに何度も何度もこころみるも、人生で一度も成功できたためしはない。
細身の人が「妊娠中20kgも太っちゃった☆」と言っても、
そのMAXより非妊娠時の私の体重の方が重いくらいだ。

そんな私でも奇跡的に結婚は出来、半年後、妊娠した。
結婚式を控えていて、少しでも痩せたいと漢方を飲んでいた。(当帰芍薬散・とうきしゃくやくさん)
それが妊娠にも良いというのは全く知らず、むくみを抑えたかったから。
まぁ、ちっとも痩せず開き直ってウェディングドレスを着た。
ハツコエンドウ様、窮屈な思いをさせてごめんなさい。

妊娠に良くないと言われる「冷え」「肥満」「不健康」「生理不順」「ストレス」
オールマイティーに持ち合わせていた私。
好きな物を好きなだけ食べ生きてきた。
もしかしたら一生妊娠できないかもというくらい、最悪な条件が揃っていた。

いつものごとく、その月も生理が遅れていた。
結婚式までにいろいろ準備することがあり、緊張とストレスかな、と深く気にしなかった。
無事結婚式が終了し、止まっていた仕事を猛スピードでこなしていると、なんとなく熱っぽい日が続いた。

はじめての妊娠!太っていても妊娠はできる!

ある日、大事なアポイントがあったので、風邪薬でも飲んでから行こうかと思ったけれど、なんとなく、本当になんとなく、市販の風邪薬を身体に入れてはいけない気がした。

出発時間が迫る中、トイレに行ったら、「アレ(|)」がくっきり出ていた。
身体がフワフワ浮いているようで、喜びと、これからの未来が激変することに不安を覚えていた。

太っていると妊娠しづらいという話をよく聞くが、そんな事はない。
私の周りの同じような“超”健康体型の友人も、妊娠をしている。
まずは、そこを大きく主張したい。
太っていても妊娠はできる。

リスクがどうとか、確率論的に言えば、いろいろあるのかもしれないが。
私の場合、恐れていた妊娠糖尿病にもならなかった。
毎回の検診も<優良>だった。

ただ一つの【トラブル】をのぞいては・・・

話を戻すが、アポイントから帰り、もう一度トイレへ。
くっきり線の入ったアレを2本、両親に写メして見せた。
旦那さまには、モノホンのアレを印籠かのように突きつけた。

私の長きに渡る、ドラマティックで壮絶な妊娠生活がスタートした。

つわりが辛いよ!ここまでとは聞いてないよ!!

まず、一言。

「ドラマで見るような幸せそうなマタニティライフは架空」

以上。

令和なんだから、もっとリアルに描いてちょうだい。
いつになったら幸せそうな妊婦のシーン“だけ”を放送するのやめてくれるのかしら。

つわりもそう。
ドラマでは、洗面所に駆け込み、軽く「おぇっ」
「う¨~~づらいよぉお¨ぉぉ」みたいな。

んな、わけ、あるか。
もっと描け!!つわりの壮絶さよ!誰も描かないなら私が描いてやる!


食べられない。
これは、私に「生きる楽しみを奪ってやる宣言」。
実質の終身刑。
食べることが大好きで楽しみで30年生きていたのに、それを奪われる。
考えただけでも拷問以外ありえない。
精神的苦痛と、肉体的苦痛のダブルパンチはやめていただきたい。

ましてや初めての妊娠。
ネットで色々検索できるからこそ、妊娠中食べてはいけないもの・してはいけないことを調べてしまった。
ほら、やってしまった。
そして「生もの(生卵、刺身、レア肉)」「コーヒー(カフェイン)」まずここを一切摂取しなかった。
もしまた妊娠をすることになったら、すべて断とうとは思わないだろう。
初めての子特典だね。

誰得か分からないけれど「つわり中の味覚の変化」をお話する

お米が炊ける匂いはよく言われる通りNGだった。
ましてや、当時夫婦で玄米ブームが続いていたから、なおさらあのクセのある玄米の炊ける匂いはさらにキツかった。
玄米を炊くのは罰ゲームでしかない。
当時の私よ、玄米は即効やめて良し。

・トマトがうまい
・いちごがうまい
・パンがうまい(ランチパック最高)
・すっぱむーちょ(梅味)うまい
・フライドポテトうまい
・たらこスパゲッティうまい

なんだろう、訳が分からないけれど、
これを永遠に食べていた。一生分食べた。うまいのよ。
パン屋は普段めったに入らないけれど、総菜パンが輝いて見えた。

周りの人に聞くと、「三ツ矢サイダーだけ唯一、口に入れられた」とか。
面白いよね。

吐くんだけれど食べた。
普通、吐くなら食べるなと思うかもしれないけれど、
食べられないとなると、食への執着がますます出てきて。
意地になって食べた。
吐き方もひどく、つわりが終わる約2ヶ月の間で計200回ほど吐いたと思う。

ここまで書いて気づいたけれど、私が食に執着する人だから辛かったのか(笑)

朝、旦那に「行ってらっしゃい」の代わりに、嗚咽で見送ったこともある。
嗚咽に始まり、嗚咽に終わる日々だった。
トイレと、ベッドがお友達☆彡
仲良くしてくれなくても良かったのに。

太っているとつわりがひどい?のも人による

つわりのメカニズムはまだ解明されていないと言われているけれど、
なんとなく肝臓が悪いとつわりがひどい傾向があると感じた。
あ、脂肪肝なもので・・・

でも、周りのぽっちゃりさんでもつわり軽かった方もいたし、とてもスタイルが良い(むしろ細い)くらいの方でも妊娠悪阻で入院になったりと、やっぱり周りを見渡しても傾向は?だった。

この検索魔の私でも、身を切っていろいろマシになる方法をためしたけれど、結局よく分からず。
つわりはもう二度とゴメンのトラウマ級だったが、私の妊娠中の【トラブル】はつわりのことではない。

妊娠生活約10ヶ月間。
まだまだこんなもんじゃ書き切れない。

長くなってしまったので、続きます。

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