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映画「バビロン」2つの意味で、君は耐えられるか!エヴァ好きならハマる。超絶な深淵をみせるメッセージとは?

映画「バビロン」


はっきり言って、
超映画好きなら必見。
さらにエヴァンゲリオンが好きな、
カオスの中に哲学を見出す、難解な方は絶対にハマる。

レビューで理解されていないコメントを払拭したくなる。

エヴァ旧劇クラスの衝撃。
メッセージが半端ない。

自分の肝っ玉を確かめたい人はみるべき。

つまりあまりに価値観が崩壊する映像があるので
不快感を覚えて、映画が入ってこない人が多々いるようなのだ。

それも含めて、映画のメッセージともいえる。
お茶の間には15禁のため流れることはないので、
ぜひアカデミー賞で華を添えてほしい。

仕事前にみたので
朝一「Dolbyアトモスシステム」の大音響、大画面のスクリーンしかなかった(プラス100円)が、これもよかった。

3時間9分の映画。
対策も万全。

足がしびれるまで正座して
しびれたらコーヒー(カフェイン摂取。カフェインは利尿作用もあるので)

そこからはストレッチを入れたり、いろいろ駆使して完全クリア。

ワンカットで入り乱れる狂乱の映像技術が圧巻。
モザイクまで入る、反吐が出るような堕落した楽園。

ララランドとリンクするような寂しい音楽がみせる
夢を叶えることの孤独。

途中からなにしても笑えるくらい名人芸

ブラッドピットの演技がすごいなんてものじゃなく
名人芸。いるだけで笑える。
このコメディっぷり、喜劇っぷり、笑いとして超絶クラス。
本当にダーク。
人の深淵を笑い飛ばす腹の座りっぷりがあれば、みたことのない
笑いのツボを一気に押される。

「大衆は演劇を観に行くことはできないから
映画小屋に通った」と語る

そこには夢がある、そして時代の流れがあり、
求められるものが変わっていく。

ブラックミュージック。黒人の吹くトランペットがあまりに孤高で美しい。
本当にカメラを向けるべき躍動がそこにあることが示唆される。

この映画、納得いかないとすれば結末だけではないか。
しかし、その結末の後にとんでもないことが発される。

いやー、驚いた。その鮮烈なメッセージに。

夢の時代は現代に、もう終わろうとしているのだ。
それとも・・・。

ちょっとネタバレになるが重要なメッセージ。
「これからは君の時代だ」
と言葉を託す相手はなんと、

ただの「ボーイさん【給仕】」なのだ。
つまり、もうこれから夢の時代は終わり、
あなたのように光など当たらなくても努力をし誠実に
生きることが幸せなのだ、という最後の時代がくることを予感させている(私はこれをつくづく感じている)

ブラピ演じるジャックはいう
「時代が進むことを妨げるな」と。
常に先鋭的であれ、と。

今、コンテンツは溢れた。
最後の最後、主役がいなくなった物語に向けて
監督「デイミアン・チャゼル」がぶつけたメッセージがすごい。

と、いうことで
YouTube動画感想もお待ちくださいませ
とりあえずスラムダンクを息が止まるくらい熱弁してます。


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