人脈づくりより先に、まずは気になるコミュニティの場に飛び込む。

冒頭の写真は、じぶんが全国を旅していたときのものです。旅先で気になり、ふらっと立ち寄ったコミュニティの場で、その代表との意見交換のやり取りが、ホワイトボードにぎっしりと書き込まれています。

なにやらいろんな要素がつながっていますね。このとき2時間くらいずっと意見交換しました。内容はよく覚えていませんが、お互いに共感できるものをたくさん感じて、仲間意識が深まったのを覚えています。


じぶんは20年近く会社員をしていましたが、2011年10月に独立。そのあとインターネットでたまたま見かけた「コワーキング」という言葉に興味を持ちました。

コワーキングとは、アメリカで生まれた新しい働き方のひとつ。開かれた場所をさまざまな職種のひとたちが共有して働く。互いの多様な知識、技術、経験を持ち寄り、従来の職場環境では味わえなかった、わくわくするような展開が生まれます。

そのコワーキングを実践するために用意されている場所が、コワーキングスペースです。

2012年のはじめごろ、まだ全国に数件しかなかったこともあり、まずは東京のコワーキングスペースに出入りして働くようになりました。


コワーキングスペースでは、そこでたまたま居合わせたひとたちと気が向いたときにおしゃべりできるのですが、

「はじめまして、こんにちは。どちらからいらっしゃったんですか?」

「新潟からです」

「え!? 奇遇ですね。じぶんも新潟ですよ」

と、こんな感じです。

そうした話で盛り上がるうちに、こんな会話になったりします。

「ところで、いま美容室の建築設計をしているんですけど、西村さんはインターネット系のお仕事をされているんですよね?よかったらこの美容室のホームページをつくりませんか」

たまたまの出会いから、なにげないおしゃべりで共感しあい、新しい展開が生まれた瞬間です。


当時、独立したての個人が働くということは、たとえば中小企業の下請けが多かったと思います。あとは前職のつながりから仕事を得ることも少なくなかったでしょう。仕事を得るために、慣れない営業活動をすることになったり。

でも、じぶんはもっと違う働き方があるんじゃないかと模索していました。そしてコワーキングと出会い、全国のコワーキングスペースを旅して、多くのコミュニティに触れることになりました。人脈というものは、そうした自らの動きから自然に作られていったように思います。


場所などのしがらみにとらわれない。

名刺交換だけではない、おもしろそうな交流が得られそうな、気になるコミュニティの場をたどって。

そうして個人の活動範囲を広げながら。

行く先々の偶発的な出来事の積み重ねから、じぶんのキャリア(経歴)が形成されていきます。

そしていずれは自らのコミュニティの場を持って。

そこからじぶんとの共感度数がより高く、初対面なのにすぐ仲間意識が芽ばえるような多様な出会いが日常化していって。

そこでの共感から、わくわくするような新しい展開が次々と生まれていく。

気が向いたら、つながりをたどってまたどこかへ出かけます。


これが、独立後の模索からじぶんが築き上げてきた働き方です。

また、働き方が変わると、生き方そのものも変わります。

じぶんが現在やっている《ソーシャルな隠居》という生き方です。


人脈は必要だと思いますけど、それよりも意識すべきは、気の合いそうなコミュニティの場に飛び込むこと。そのあとに、自分に合った人脈というものは偶発的かつ自然発生的につくられていくものでしょう。


じぶんが立ち上げた新しい住まいの形「ギルドハウス十日町」。全国のコワーキングスペースをたどった、あの3年以上にわたる旅の経験と知識をすべて注ぎ込んだ場です。ここに飛び込んできたひとは2年あまりで延べ5,500人を超えました。

純然たるコワーキングスペースを経験したことがあるひとならば、ギルドハウス十日町がその良さを持っていることがわかるでしょう。


今日やってきたひと。
明日やってくるであろう、まだ見ぬひと。

そして始まる、新たな仲間との、新たな冒険への第一歩。

「はじめまして、こんにちは。どちらからいらっしゃったんですか?」



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考察

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