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花冷えの一日

ーサクラに雪、世に節電

サクラ(桜)が咲く頃に寒さがぶり返すことを「花冷え」というが、山間部ならまだしも、東京都内に雪が降るとは思いもしなかった。ところが、気象に関する専門家によると、桜が咲いた後に雪が降ることは、それほど珍しくもないらしい。意外だ。

数年に1回

この専門家がサクラの開花と満開後に雪が降った年を調べたところ、2000年以降は7回(01年、07年、09年、10年、15年、18年、20年)あるそうだ。数年に1回の割合。確かに珍しいというには、幾らか回数が多い気がする。

他方、72年から99年の間では、88年のわずかに1回。専門家は「温暖化の影響でサクラの開花が早まり、3月に見頃を迎えることが多くなった」とし、そのせいで、"サクラに雪"が見られるようになったと考えているようだ。

対策の効果

22日の東京は、日中の気温が1ー2度台と厳しい寒さ。ただ幸いなことに、連休明けは「寒の戻り」と、天気予報を通じて幾度となく耳にしていたので、準備万端。仕舞い込んでいたフリースを引っ張り出して着込んで出かけたので、ダメージはほぼなし。

政府が東北・東京電力管内で電力不足の恐れがあるとして、家庭や職場に節電を呼びかける「電力需給逼迫ひっぱく警報」を初めて出し、一部の照明を消し、暖房も弱めたが、こちらもフリースのおかげで、それほど問題なく過ごすことができた。そのときの先輩の一言が言い得て妙だ:

「節電でLED照明を消して、どれほど効果があるのだろう」

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)


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