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ストレスフルを乗り越える!

現代は、誰にでも自分の「ライフスタイル」を酸性化させる要素に囲まれている。

ヒトの身体は約60%が水分。
この水分のph値は健康に大きく関係している。
数値は1から14まであって、真ん中の7が中性、それより低いほど酸性度が強く、
高いほどアルカリ度が強くなる。

身体の部位によって適正なpHバランスが異なるけど、
全体としては中性の7より若干数値の高い“弱アルカリ性”が理想と言われている。

ph7.35〜7.45 の弱アルカリ性に保たれているヒトの身体。

もちろん、この数値は常に変動しているが…..
それらはいつも胃腸、腎臓、呼吸などで調整されている。

特に大事なことは腎臓で酸を尿として排出すると共に、重炭酸イオン(ミネラル)を
血液中に送り、アルカリ性に傾ける役割を果たしている。

僕の住んでいるニュージーランドはもちろん、欧米では当たり前のように
認識されていて、僕自身、日々気を配っているpHバランス。
だけど、日本では驚くほど注目されていない印象がある。

このバランスが崩れ酸性化してしまうと、私たちの身体は様々な不調に見舞われる。
疲れやすい、ホルモンバランスの崩れ、不眠、肌荒れ……。当然、夏バテもしやすくなってしまう。

それ以上に怖いのは、酸性化してしまうと体はバランスが取れなくなるから、
それは死につながるということ。
そこで身体は死なないように、骨や筋肉からアルカリ性栄養分であるミネラルを取り出してpHバランスを保とうとする。

だけど残念ながら、現代に生きる私たちの生活には、放っておくと体を酸性化させてしまうことが溢れ返っています。

まずは食べ物。
精製された糖分を含む甘いもの、精製された穀物、肉類、ソフトドリンク、ジャンクフード、コンビニフード、人工甘味料……。
これらは皆、体を酸性化させてしまうのですが、忙しくてこのような手軽な食べ物で日々の食事を済ませてしまっている人は多いのではないだろうか?

加えて現代は、ライフスタイルにも酸性化させる要素がたくさんあります。
ストレス、睡眠不足、浅い呼吸……。とくに日本女性は仕事に家事にとても忙しい。
意識してアルカライズしていかないと、様々な病原体にも負けやすくなってしまう。

体が弱アルカリ性を保てるようサポートしてくれる食品は多くある。
ほうれん草や小松菜などの緑系の葉野菜、ブロッコリー、セロリ、キュウリ、アボカド、チアシード、アーモンド、海藻、梅干し、レモン……。

そもそも「伝統的な日本食」は本当にほぼ完璧。
野菜が多く、魚中心でお肉が少なめ。
また梅干しや海藻といったアルカリ食材も豊富に含まれている。

何より良いのは、小麦に砂糖や添加物を加えたパンではなく、
ご飯が主食だったこと。
日本食は食材を丸ごと食べるレシピが多い。
だから食材の栄養をバランスよく吸収できて、体を酸性化させにくい。
完璧な弱アルカリ生活を送っていたんだと思う。

……とはいっても、忙しい現代において昔のような生活を送ることは不可能。
それと、酸性の食品は美味しいものが多い。
「酸性化するから」と全て断つのも、またストレスになって体を酸性化させてしまう。

楽しく過ごすことは、オキシトシンのような幸せや愛情を感じるホルモンの分泌を促します。
「だから美味しく、楽しく食べることも大事。たまには酸性の食品も食べていいと思います。」

僕は全体の食生活のうち、30%ぐらいは酸性食品も摂り入れるようにしている。
そのときは一緒に野菜をたっぷり食べるなど、付け合わせでアルカライズするようにしています。

上手に工夫しながら、アルカライズ生活を実践してみると良いかもしれない。

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