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メディアによるLGBTの映し方

「More than words 」
「Call me by your name ~君の名前で僕を呼んで~ 」
「チョコレート・ドーナッツ」
「リリーのすべて」
「腐女子、うっかりゲイに告る」
 
これまで様々なLGBTQの映画やドラマを見てきて思うこと。。。

「いや、暗すぎる!!闇深すぎる!!」
 
実際僕は大学4年まで、リアルなゲイの人と会ったことが無かった。 
だから僕がゲイのことを知るのは、全てメディアから。 
LGBTを取り扱った映画やドラマ見ると、上記にあったような作品がずらり。 

当然それらを鑑賞する。 
そして、なんとも言えない負の感情に胸が支配される。 

映画やドラマは観る人の心を揺さぶるものがいい。だからこそ、主人公の悲劇や葛藤を中心に物語がつくられていく。

でもこれらを見て当事、僕が抱いていた感情

「ゲイって地獄じゃん!」 

 
ある程度大人になってくると、 
映画は、「売り」として、悲劇を描くということが分かるから、
現実とそれとを切り離して見ることができる。 
けれど、それが若かりし頃の僕にはそれが分からなかった。

ニュースで取り上げられる内容も、 
「マイノリティはこういう被害を受けてます」とか 
「こういう苦しい思いを抱えながら生きてます」 
とか、そう言った内容が多い。 

だから僕もずっと、将来苦しくなるのかなぁ〜とか、漠然と思っていた。 

 
大学4年から、ゲイアプリでの出会いを期に、 
色んな価値観に触れ、今はゲイのコミュニティセンターや、バスケットサークルにも顔を出すようになった。 

そこで思ったこと。

「いや、全然イメージとちゃうやん!!」

 
今自分の中に、100%ゲイとしての悩みが無いわけでは無い。 
だが、これまで自分が抱いてきたゲイのイメージって何だったんだろうと思わず笑いそうになる。 

大学生の「自殺」とか、そういった話題は目に留まりやすいし、人々の関心を惹きやすい。 
また、世の中の迅速な対応に繋がりやすい。 

だからこそ、メディアは重い内容を訴える節があるのは分かる。 
けれども、LGBTQの若者達に最初に入ってくる情報が  
「LGBTQ はこんなに辛いんです」とか 
「マイノリティは社会に出るとこんな大変なことが待ち受けています」 
とかだったらどうだろう。 

僕は嫌だな(笑)

 
最近のドラマなどでは、おっさんずラブをはじめ、 
「昨日何食べた」
「チェリまほ」
「消えた初恋」
「台湾BL」

ほっこり系や王道恋愛系のドラマが出てきた。  
こういった傾向はとても嬉しい。   

しいていうなら、こんなドラマみたいに上手くいかねーよ!って思うけど、 
それは男女の恋愛ドラマでも同じか(笑)

数年前と比べると、時代の流れを肌で感じる今日この頃。 

そして、やはりメディアの力は大きいと感じるのであった。


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