睡眠には勝てない

私は睡眠が好きだ
どこでも寝てしまう
夢もよく見る
ドラマのような夢は私にとってはエンタメ
だから起きるのがもったいないなと思う時がある

一方で夜型人間の私は寝なくてずっと作業もできる
やりたいことがあると眠たくなるまでやっていたい
活動と睡眠とどっちが好きかと言われればもちろん活動である

布団に入って横になると３分も経たないうちにすぐに寝付く
そして一度寝てしまえば起きない
地震や暴風雨ぐらいでは起きない

おそらく睡眠時間は平均よりも少し短い？
集中して眠っているタイプなのだろうか？

前置きはこれくらいにして、私は相当冷たい人間だなぁという話。

今日、夫が大腸ポリープの手術を受けた。
病院によっては、手術の前日から入院して腸の洗浄するようだが、うちの担当病院では前日自宅で下剤を飲んで手術に備える。

昨日の夜、夫は何度もトイレに起きたらしい（失礼）

私は夫が夜中にどれだけゴソゴソしようとも全く起きなかった。

夫は最初から私に期待していなさそうだったが、でも今朝起きた時はちょっと寂しそうだった。
私の愛情不足に不満があるようだ。

夫と一緒に起きていること。
それこそが夫の求める愛情だったのだろう。
それが私にはできなかった。絶対に無理だった。努力もしなかった。最初からする気もなかった。

病気（病気ではないが）の時は、周囲の愛情に疑いを持ちやすい。
なぜ自分だけ？
所詮、家族も他人だ、などと悲しく思ってしまう。
結局、私は夫が病気になろうが辛い手術を受けようが代わってはあげられない。
だからせめて一緒に闘う姿勢を見せてあげることがせめてもの救いなのだろうが、それさえもしてあげられなかった。
お構いなしにすやすやと気持ちよさそうに眠るだけであった。

なんて冷たい妻なのだ。
そのうち、しっぺ返しがきそうだ。
私が病気になった時、不安になった時、誰も寄り添ってはくれない。

いやそうじゃない。
私はいつだって周りの人から愛情を注がれてきた。
夫だったらきっと私と一緒に起きていてくれるだろう。
私を大事にしてくれた祖父だって。
それなのに、どうして私は同じようにできないんだ。
なんで睡眠に負けてしまうんだ。
残念な私。

明日、笑顔で退院を迎えてあげても全然喜んでくれないだろうな。

うぉんばっとくん、こんな冷たい妻でごめんなさい。

今日は短歌も作りたい気分だったので、２首。

紙袋　必要なとき　見つからず　役に立たないが捨てられない

入院のためのものを詰めようと思い、大量にとってある紙袋の山から適当な大きさのものを探そうとしたが、結局見つからず。旅行カバンに入れて行った。
これらの紙袋が役にたつ日がいつか来るのだろうか。

妻起きず　孤独感じる　真夜中に　老後の不安　頭をよぎる

夫の心境を想像して作ってみました。ただただ反省・・・

タイトル画像は、仲良くさせていただいているnoterさん温水温（ぬくみず　ゆたか）さんの作品です。