『ワンダリング・ノート』 Episode.7
ルナ:くっ・・・私は・・・一体・・・!?
ダン:お前、何か隠しているな? 俺の「セカンド・ミラー」に、別の姿が浮かび上がってきたぞ。
ルナ:公園・・・park・・・ベンチ・・・。
ダン:あの小僧の「記憶」を全て消し去ってしまったのは、誤算だった。おかげで「探索」に無駄な時間を費やす羽目になった。娘、お前もその目的であの小僧に近づいたのか?
ルナ:・・・??
ダン:「ゴールデン・アックス」の場所は聞き出せたのか?俺はそれを探している。知っている事を全て話せ。
ルナ:・・・池・・・pond・・・!!
ダン:お前のような「鏡の世界」の人間が、この俺の世界に二度と来ないよう、空間を断ち切る必要があるのでな。どうだ? 口を割る気になったか?
ルナ:swing・・・!!
ダン:何っ!?
トム:すごい光だ!! 一体何が!?
チャーリー:とにかく、早く戻るんだ!!
ダン:小娘・・・ この俺に何をした・・・!!
xx:あなたに、あの「金色の斧(こんじきのおの)」は渡さない。
ダン:お前は誰だ? さっきの娘ではないな・・・この俺の顔に、安っぽい呪いでもかけたつもりか?
xx:あなたの眼力が、あなたの最大の武器であることは知っているわ。それを封じさせてもらったの。あなたが前に教えてくれたのよ?
ダン:「前に」だと・・・? そうか、お前は・・・この俺に楯突く者の一人だったか。
私は「レナ・テノール」・・・さあ、トムの記憶を返してもらうわ!!
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